成り上がり弐吉札差帖 公儀御用達

成り上がり弐吉札差帖 公儀御用達

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

3.5

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旗本の黒崎が札差・笠倉屋にやってきた。すでに借り入れできない配下の侍に、さらに十両貸せと言う。突然の無茶な金談に違和感を覚えた弐吉は、2人の繋がりを調べ始める。黒崎は、弐吉の父の死にまつわる疑惑の相手でもあった。ただならぬ思いで黒崎に迫る弐吉に、公儀御用達の品の怪しい動きが見え隠れするのだが、確かな証が見つからず……。行き詰まった弐吉は、命がけである勝負に出る。
決意と覚悟のシリーズ第3巻!

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成り上がり弐吉札差帖 の一覧

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 成り上がり弐吉札差帖
    770円 (税込)
    武家社会の中で江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍の狼藉がもとで両親を亡くし、札差・笠倉屋で小僧奉公をすることに。逃げ場のない俊吉は、家族を奪った武家への強い恨みを心の底に持ちつつも日々夢中で働いていた。弐吉の一生懸命な働きぶりと持ち前の優しさが伝わり、周囲には少しずつ味方が増えていく。また、札差の仕事を通じて、傲慢で威張ってばかりいるようにしか見えなかった直参御家人のお金事情やそれぞれの家の問題点が見えてくる。「これは、おもしろい」弐吉は、この稼業に一生をかけようと決めた。 その矢先、笠倉屋からの貸金がある札旦那が、辻斬りの嫌疑をかけられて御家断絶の危機に。そうなると貸金は一文の回収もできなくなる。主人から「冤罪を晴らせ」と命じられた弐吉は札旦那の身辺を探り始め……。著者渾身の新シリーズ始動!
  • 成り上がり弐吉札差帖 貼り紙値段
    770円 (税込)
    百両の“賄賂”が奪われた! 公に出来ない大金を巡って、札差笠倉屋に激震が走る。極秘情報である米の公定価格が百両で事前に分かるという怪しい儲け話に、若旦那が独断で乗ってしまったのだ。運搬中に強奪された百両を秘密裡に取り戻すよう命じられた弐吉は、企みの首謀者を探し始める。調べの中、昔住んでいた長屋近辺で、10年前に父を死なせた侍の手がかりも浮上し……。消えた百両と父の仇に迫る、激動のシリーズ第2巻!
  • 成り上がり弐吉札差帖 公儀御用達
    770円 (税込)
    旗本の黒崎が札差・笠倉屋にやってきた。すでに借り入れできない配下の侍に、さらに十両貸せと言う。突然の無茶な金談に違和感を覚えた弐吉は、2人の繋がりを調べ始める。黒崎は、弐吉の父の死にまつわる疑惑の相手でもあった。ただならぬ思いで黒崎に迫る弐吉に、公儀御用達の品の怪しい動きが見え隠れするのだが、確かな証が見つからず……。行き詰まった弐吉は、命がけである勝負に出る。 決意と覚悟のシリーズ第3巻!
  • 成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(一)
    770円 (税込)
    札差の懐事情を役人が探り始め、笠倉屋にも連日調べが入っていた。番頭の清蔵と話した弐吉は、札差にとって不利な触(ふれ)が出る予兆ではないかと危機感を抱く。金利の引き下げか、借金の一部帳消しか……。店を守るため、古い貸金を回収しようと動く弐吉だが、借り手の侍達の暮らしも厳しく返済は思うように進まない。行き詰まった弐吉を救ったのは、お文の一言だった――。江戸金融界未曾有の危機に立ち向かう波瀾のシリーズ第4巻!
  • 成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(二)
    814円 (税込)
    「棄捐令」が発布されて札差業界は大混乱に陥る。弐吉の機転で事前に借り換えをさせていた笠倉屋はなんとか持ちこたえていたが、金主から金を返せと言われて大ピンチに……。怒涛のシリーズ第5巻!
  • 成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(三)
    858円 (税込)
    棄捐令で大打撃を受けた同業の札差・近江屋から、店を買わないかと持ち掛けられた笠倉屋。商いを広げる好機に、弐吉は若旦那とともに潰れかけた近江屋の立て直しを命じられる。自分を目の敵にする若旦那との軋れきや深刻な金主離れ、借金できない侍達からの嫌がらせなど新たな店は問題が山積み。さらには貸す資金が底をつきかけ、弐吉は窮地に立たされる。逆風の中、新天地で成功を掴めるか。江戸の出世成長譚、堂々完結!

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成り上がり弐吉札差帖 公儀御用達 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公の悲願がかなってしまった後には、どういう展開に持って行くのだろうか?主人公の商人としての成長過程を描くとしたら、かなり厳しいものになりはしないか?そういう作品は数多くあって、名作が多い。これまでみたいに、謎を解きながら、成長して行く方が面白いけど。

    0
    2024年07月16日

    ネタバレ 購入済み

    札差弐吉の勇敢な働き

    札差・笠倉屋では、後継ぎの若旦那が相変わらずお店に迷惑になることばかりしている。
    今回は、外で女を孕ませる事態を引き起こし、主人・金左衛門が息子貞太郎を連れて女宅を訪れて、金で事態を収めるのだった。貞太郎の軽率な行動は、一つ間違えればお店の暖簾に傷を付けるような事ばかりである。
    手代の弐吉は、大得意先の御納戸組頭黒崎が連れてきた御納戸衆能美彦兵衛の金談の対応をした。本来能美の借金には応じられないところ、黒崎の要請を汲んで弐吉は能美に5両を貸し出して金談を済ませた。
    だが、弐吉は無理を押す能美の要求を不審に思い、番頭・清蔵に相談した。そして清蔵は弐吉に黒崎の周辺を調べるように指図した。
    弐吉は、父の死亡事件に黒崎が関係しているとの疑念を抱いていたこともあり、札差仕事と黒崎の調査を合わせて行う忙しい日々が始まった。特に、外出する用が出来た時には、容疑に浮かんだ者の屋敷に聞き取りを行ったり見張ったりした。
    町回り同心、城野原の岡っ引き冬太がこれに加わり、協力し合い細かい調べを行った。そして黒崎と用人篠田を公儀呉服屋・玉置屋の主人と番頭が料亭で接待する所を見た。
    公儀の注文品白絹500反に絡む、玉置屋と能美、黒崎の贈収賄事件が暴かれる。
    能美が玉置屋に白絹500反を注文して、その代金の一部を黒崎に還元したことが判明したのである。黒崎は、かねてより上役溝口監物に贈り届けをして、自らの出世を望んでいたのである。その贈答品の購入に賄賂として得た金を当てていた。
    弐吉は黒崎が本当に父の敵なのかを古着屋女房に面通し、確認してもらった。黒崎が父の敵と知った弐吉は復讐心に火が付き、更に贈収賄の証拠となる玉置屋の裏帳簿を見つけ、奉行所に届けた。奉行所経由で目付に訴えが回り、溝口監物も同時に事件を届け出て、黒崎と用人篠田、能美は切腹、お家は取り潰しとなり裁かれた。
    弐吉の非常に勇気ある行動、即ち細かな調査活動と時に命知らずに侍に向かう態度は、とても立派で感銘を受ける。優秀な若い手代だ。
    物語は捕り物風である。この若い弐吉が、自らの商売に一意専心務めれば、また別な面での課題を解決するだろうと期待が持てる。楽しみである。




    0
    2025年01月23日

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