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【脳を味方につければ、人生は変えられる!】
「良くないことだとわかっているのに、
人の悪口やグチばかり言ってしまう」
「ダイエットしたいのに、つい食べすぎてしまう」
「節約するはずが、衝動買いがやめられない」
…などなど、
脳は「わかっちゃいるけど、やめられない」行動を
私たちに命令します。
しかし、脳のクセを理解すれば
「なぜ、そんな行動をしてしまうのか?」が明らかになり、
困った行動を抑える方法が見えてきます。
本書では、脳科学者・中野信子氏が、
人間関係、恋愛、ダイエット、仕事のパフォーマンス向上など、
身近なテーマについて、
脳のしくみから悩みを解消するヒントをお伝えします。
わかりやすい漫画形式なので、
ストーリーに沿って楽しく読み進めることができます。
脳の使い方を変え、
脳を味方につけることで、
もっとラクに、うまく生きる方法が見つけられる1冊です。
※本書は、2014年4月に弊社より刊行された『コミックエッセイ 脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』を改題し、加筆・修正したものです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
あらすじ
「なぜか物事がうまくいかない」「自分に自信が持てずネガティブに考えてしまう」という悩みを抱える人に向けて、脳科学の視点から「脳のクセ」を正しく知り、自分をすり減らさずに生きる知恵を体系化した一冊。著者は、人がつまずく真の原因は性格や根性の不足ではなく、「脳の仕組みや進化の過程で備わった生存本能を誤解し、無駄に自分を責めていること」にあると喝破する。不安や嫉妬といったネガティブ感情の脳内メカニズム、セロトニンやオキシトシンといった脳内物質が行動と心に与える影響、「運がいい人」が無意識に行っている行動パターンの型など、科学的根拠に基づいた処方箋を提示。自分を無理に変えようとせず、脳の性質を客観的に乗りこなして成果と幸福を引き出す技術を明快に解説する。
所感・深掘り
「脳の使い方とは無理に自分を奮い立たせることではなく、脳のメモリを浪費させる自己嫌悪や不安のノイズを先回りして解体する『脳の特性理解と環境設計』である」という本質を突きつけられ、日頃の内省と精神管理のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『もっと前向きにならなければ』『不安を消さねば』と感情を力づくでねじ伏せようとする姿勢そのものが、脳に莫大な認知的負荷を強いている」という構造の罠だ。不安や警戒心は本来、脳が生存のために発する客観的なアラートに過ぎないにもかかわらず、それを自らの欠点として捉えてしまえば、思考のメモリは葛藤と焦りで激しくすり減ってしまう。「これは脳の自然な反応だ」と事実として受け止め、行動や環境を整える客観的な型に委ねること。内面の不毛な摩擦を物理的に削ぎ落とし、いま打つべき具体策に集中することこそが、精神的な消耗を防ぎ抜く極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、人の不完全さや感情の揺らぎを脳の特性として客観的に捉え、寛容に受け止める姿勢は、組織を率いる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダーが「気合いで不安を乗り越えろ」と精神論を押し付ければ、現場には萎縮と罪悪感が蔓延し、メンバーは手戻りと不安で自発的なエネルギーを奪われてしまう。指導者自らが脳の仕組みを踏まえた深い受容の型を差し出し、誰もが恐れなく自己の役割に没頭できる安心感の土台を用意すること。リーダーがブレない安心の防波堤であり続けるからこそ、現場の仲間は安心して力を発揮し、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
自己否定の堂々巡りや精神論の迷いを捨て、脳の使い方の型で感情のノイズを削ぎ落とし、整えられた寛容と安心を現場の自立へと還元し抜くこと。
日々の不安や自己嫌悪に心をすり減らしている人はもちろん、人間理解とチームマネジメントの解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな安心と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に傍らに置いて立ち返るべき実践的脳科学の教科書だ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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