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「黄昏の梟」による闇地図作成の贄とされた少女・ラウラを救うため、決死の作戦に臨んだ「夜蜻蛉」一同は、交渉の末、ラウラの保護に至る。
第99階層で重傷を負い、自力での歩行が不可能となったラウラのため、ヴィムは新たな付与術を開発する。
しかし、付与術の特性上、術者と常に行動を共にすることが隘路となってしまう。
そこでハイデマリーが提示した解決策は、ラウラ本人が付与術師となること。
職業を得るためには希少職・賢者による職業取得の儀が必須だが、
ハイデマリーこそ、第74代目賢者その人である――。
シリーズ累計270万部突破の巨編、第9巻!
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主人公のヴィムはいつも周りの顔色を伺い、自分を卑下している付与術師。
非戦闘員ながらも仲間のサポートに徹しパーティーでうまくやっていたはずが、ある日パーティーから追放されてしまう。
パーティーでも「雑用係」だったこんな自分の居場所なんかもうない…そう思っていた矢先、最大手のパーティーの勧誘を受け…!?
いつも自信がなさそうで、ミスに怯えて、期待されていると思うと震えて吐いてしまって…
こんなに自己評価が低い主人公見たことないかもというくらい主人公が大変ネガティブ…笑
そんなあたかもダメで力になれなさそうな付与術師なのに、いざ付与術を使うと、
そのあまりの術の複雑さと精密さと強さに周りが大混乱!
自分の居場所なんかないと下を向いて震えていた少年が、
その努力と才能で段々とパーティーの仲間に慕われ、居場所を確立していくのは見ていてとても気持ちが良い。
個人的に付与術を付与してもらう時の掛け声がかっこよくてお気に入りで、
途中からパーティー仲間と一緒に「付与術師ヴィムの付与を承認する!」と心の中で叫んでしまっていた…
パーティーの仲間も段々とヴィムへの(重い)愛が募っていく者が多く、思わずふふっと微笑んでしまう。
「弱いと思われて追放されたが実は最強だった」というファンタジーモノでは王道なテーマでありつつ、
主人公の強さが露見していく流れがワクワクする描かれ方で、かつ、作品のテンポ感も良いので、
テーマに慣れている人こそ違いを読んで味わってほしい!
戦闘シーンの画も非常に巧みで細かいので疾走感があっておすすめです!
作品のテンポ、戦闘のカッコよさ、パーティー仲間のコミカルさ、そして圧倒的主人公のネガティブさ…笑
全部がバランスよくファンタジーモノをよく読む人も初めて読む人も絶対楽しめる作品です。
期待通り
期待通り、さらにストーリーが深くなっていくような展開。
やっぱりいい、この作品。
敢えて言うなら、ハイデマリーが1巻の時ほどかわいく無くなっている点(見た目で)がマイナスかな。
昔はもっとかわいかったと思うんだけど。
まあでも、今展開的に最も気になる作品の1つであり、次巻も楽しみにしています。
元
元パーティの「竜の翼」、ただヴィムがすごい奴だったのか!
では終わらず、こういう展開になるのね。しかしクロノスが
ヴィムを目の敵にする理由はよくわからないが。
表紙は誰かわからなかった
元いたチームに入った、後任の方でした。
色々明らかになる、展開があるので。
とりあえずどう繋げてゆくのか様子見ですね。
まあ、お好みで。
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