まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門

まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門

2,200円 (税込)

11pt

4.4

コンクリートで蓋をされ、アスファルトで埋められて、道路へと変えられた川や水路たち。かつての水面が地面になったもの、それが「水路上」である。
道路の亀裂でわかる川の跡、ガードレールになった橋の欄干、水車の形を模した遊具――全国各地の水路上を歩いた2人のマニアによる、偏愛に満ちた入門書!


【目次】

第1部 “水路上”観察入門 ~路であって路ではない~

第1章 街角の違和感にはわけがある
1 細長い公園の秘密を探る
2 せめぎあいが生んだ芸術的配列
3 珍しい遊具に秘められた記憶

第2章 “水路上”のもつ特徴
1 見ることのできる裏側
2 境界をつくるもの
3 複雑怪奇なその歴史

第3章 水の記憶のしたたかさ
1 唐突にある謎の池
2 失われた幻の弁財天

コラム1 “水路上”から“水”路上へ

コラム2 路上が“水”路上に変わるとき

第2部 “水”路上観察入門 ~かつての水路を愉しむ~

第1章 “水”路上とは何か
1 路上のフラジリティ
2 “水”路上のいま
3 水辺、草萌える場所
4 よどみへのまなざし

第2章 水面からの視線
1 水面から見上げるもの
2 蓋on蓋~“水”路上にかかるもうひとつの蓋~
3 川岸としての擁壁を味わう

第3章 水の名残りとしての橋
1 かつての水路に残る「暗橋(あんきょう)」
2 「野良」暗橋はロックだ!
3 はみだす暗橋たち

...続きを読む

まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月05日

    かつて川や水路のあった場所は地面になり、道になった。
    そんな暗渠や水の痕跡、水路上を探し、辿る、水路上観察入門。
    第1部 “水路上”観察入門
       第1章 街角の違和感にはわけがある
       第2章 “水路上”のもつ特徴
       第3章 水の記憶のしたたかさ
    第2部 “水”路上観察入門
       第1章 “...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月04日

    自分の暗渠趣味は何を持って暗渠趣味と称しているのか、と追求してみたくなる一冊だった。歴史?地理?オブジェクト指向??そもそも路上観察系から?地図/地理系から?
    …どんなスタイルなのかはともかくとしても、暗渠を媒介とした楽しみ方というものが無限に広がっているのだと思わされた。ただ、そのスタイルの違いを...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月28日

    ローカル過ぎで分からない部分もあったのですが
    地元との共通点を考えながら楽しめました
    細長い公園は灘にあるよね←ここは線路跡ですが
    後半部分の分類やネーミングが面白い
    何と実家には暗渠があるという事に気がついた
    用水に蓋をして通路に使用してるんですよね笑
    ウオッチング対象物件かも
    路上観察って面白い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月30日

    街歩きをテーマにしたテレビ番組や本、雑誌が数多くある。取り上げるテーマもいろいろだ。歴史、文化、グルメなどの定番から、ブラタモリのような地形に特化した注目の仕方もある。




    今回の本は、暗渠(あんきょ)という地下に埋設された水路をはじめとした昔、川や水路だった場所に強い興味を抱いた2人による観察...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月29日

    誰もがここの中に暗渠を抱えている。かつての水路の痕跡、水の記憶を探るまち歩き。

    昔は川だったところ。現在は道路だったり公園だったり謎の細い路地だったり。
    そんな痕跡を観察する内容。

    0

まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川書店単行本 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す