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「うまさ」――ダ・ヴィンチ、フェルメール、ファン・エイク。「スタイル」――モネ、ルノワール、セザンヌ、シャガール。「ワールド」――ピカソ、ミレー、ムンク、ゴーギャン。「アイデア」――ダリ、クレー、ウォーホル、北斎。「一本勝負」――スーラ、ルオー、佐伯祐三……など古典から現代抽象絵画まで。本書を読めば、見えないものが見えてくる!
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Posted by ブクログ
齋藤孝先生の手による美術史の入門および解説書です。こうしてこの本を読んで、自分という人間が改めて美術と言うものに縁遠い人間なのかということを再確認しました。それでも挑戦することは大事だと思っています。 本書はあくまで入門書のはずなのですが、出てくる画家の名前が半分ほどしか分からなくて、改めて...続きを読む自分と美術というものが縁遠いものだったのだなと、読み終えたときに痛感しました。 それでも、本書の中で取り上げられている芸術家のうち、ゴッホとフェルメールとゴーギャンに関するところは何とかついていけるものでした。 僕個人の話で恐縮ですが、中学、高校と美術に関しては5段階評価で2と1が当たり前で頑張って3。高校でも10段階評価で2を頂戴する仕儀と相成ってしまうなど、本当にいい思い出がありませんでしたので…。 それはさておいて、美術というものは好きな人は本当に好きですし、また美術史にも非常に詳しい人はおりますが、まったく知らない、もしくは興味がない、という方には役に立たないものだなぁ、なんていうことを読んでいて思いました。 この中で取り上げられている絵のひとつにムンクの『思春期』という作品がございまして、まだ大人になりきっていない女の子が裸で粗末なベッドに腰掛けて、こちらのほうを不安そうなまなざしでじっと見ているものですが、これを最初見たときにはなんとも言いようのないものを感じました。 本書を読んだときにこの作品をもう一度改めてみて、描かれている女の子の目が逆にこちら側を不安にさせるような気がしました。とにもかくにも、何かの席でこの本を読んでいたことが役に立つことを祈りつつ、ここで筆を擱きます。 ※追記 本書は2019年6月12日、祥伝社より『齋藤孝のざっくり! 美術史 5つの基準で選んだ世界の巨匠50人 (祥伝社黄金文庫)』として文庫化されました。
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