いまや世界第二位として、グローバル経済の要となった中国。その中国の政治と経済の路線は二十年前にトウ小平が敷いたものだった。毛沢東の死後、最高権力者となったトウ小平は、いかにして今日につながる道を開いたのか? 中国取材四十年のベテラン伊藤正が、豊富な取材と膨大な史料を駆使して書いた一冊。最高指導者が胡錦濤から習近平に交代し、 貧富の格差など現代中国の矛盾も広がった中国の行く末が注目されるいま、必読の書です。
Posted by ブクログ 2017年04月19日
中国の経済発展を導いた鄧小平の生き方を、著者が当時記者として現場で経験したことや多方面の史料をもとに、舞台裏から生々しく描いている。下巻では毛沢東の死後、鄧小平が最高実力者につく政治闘争と、その後の開放発展を進める手法がストーリーの中心。華国鋒、胡耀邦、趙紫陽を退け、江沢民、胡錦涛を選んだ流れがよく...続きを読む
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