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自身の戦争体験を通して人間心理を追求し、鋭敏な感性で作品に昇華した梅崎春生。戦後派を代表する著者の戦争を描いた主要作品を収める小説集(全二巻)。第Ⅰ巻は、敗戦直後に書き上げた出世作「桜島」、芸術選奨文部大臣賞受賞作「狂い凧」を含む十七篇と、関連エッセイを収める。〈解説〉真鍋元之/日和聡子
目次
桜 島
水兵帽の話
万 吉
蟹
年 齢
眼鏡の話
埋 葬
崖
ある失踪
演習旅行
山伏兵長
生 活
無名颱風
上里班長
歯
赤い駱駝
狂い凧
巻末エッセイ
『桜島』あとがき
『桜島』のこと
八年振りに訪ねる――桜島
『桜島』――「気宇壮大」なあとがき
解説Ⅰ真鍋元之
解説Ⅱ日和聡子