無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
金日成は日本による朝鮮併合後の1912年平壌生まれ。満州事変後の抗日戦線に参加。旗色は悪くソ連に逃げる。日本敗北後祖国に帰る。米ソにより朝鮮は南北に分断。ソ連支援の下朝鮮共産党責任秘書となり、党トップとなる。この座は死ぬまで49年間手離さなかった。
土地改革、司法制度の整備、大学設立、男女平等法案の成立、選挙の実施、軍の創立など行う。
南北朝鮮は米ソが五年仮統治し統一するとされていたが、米ソに交渉は難航。南北共に相手国は傀儡国家と敵視し朝鮮戦争となる。米中戦争に転換し統一は失敗した。金日成の独裁体制は強化された。60年代には党イコール国家体制が確立。
チュチェ思想(ソ連や中国の真似ではなく朝鮮人による主体的革命)の確立により金日成を司令塔とする遊撃的国家体制が整う。南朝鮮革命を目指すも失敗。70年代には生産も学習も生活も抗日遊撃隊式で、というスローガンが用いられた。
80年代からチュチェ農法の弊害から、土砂流出が起き食糧危機に至る。ソ連崩壊による石油輸入ストップにより北経済も崩壊。90年代には核武装路線へ。
94年に金日成が死に金正日が後継者となる。軍を自ら訪ね歩き激励し、軍部を掌握。96年の飢饉では60-100万人が死亡。
日米韓との外交交渉が行われる。金正日は国交正常化を望んでいたと思われる。日本は拉致被害者を返さないとしたが、これは約束違反であり、逆に国交は悪化した。
Posted by ブクログ
ソ連・ロシア研究の大家による北朝鮮通史。
端的に北朝鮮の歴史が綴られており、建国の経緯や朝鮮戦争、指導者における統治体制の差異が興味深かった。
金日成→遊撃隊国家
金正日→正規軍国家
金正恩→集団指導体制
の国家形態の変遷から、各指導者における特色が垣間見えた。
疑問に感じた点は、著者による拉致問題の矮小化である。私の読んだ限りでは、日本の拉致問題への拘りが国交正常化を妨げていると著者は主張しているように思われる。しかし、人権や主権を踏み躙る拉致行為は軽視されるべき事柄とは考えられない。
気になる点はあるものの、全体を通しては事実をコンパクトにまとめた平易な筆致が目立つので、基礎知識の習得には最適な一冊であると思われる。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用