見えなくても王手

見えなくても王手

1,980円 (税込)

9pt

がんばれよ。もっと、もっと強くなれ――
盲学校に通う小学4年生の及川正彦は、新任の先生から将棋を教わり、その面白さにすっかりのめりこみます。
目の見えない人でも楽しめる将棋盤と駒を使って同級生と対戦、寄宿舎の自室では詰将棋に熱中する日々。
そんな正彦の変化を、家族はあたたかく見守りますが――。

盲学校を舞台に、将棋を指す喜びを知り、それぞれに成長を遂げてゆく小学生たちとその家族、教員たちの群像劇。あたたかい読み心地の一冊です。
将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞を受賞、入試にも頻出している『駒音高く』の姉妹編。

装画/高杉千明

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見えなくても王手 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生まれつき全く見えない環境の中
    誰を恨むでもなく
    ひたすら現状を受け止め前へ前へと進んで行く少年に心打たれる作品です。

    目が不自由でありながら将棋を指す事はハードルがかなり高いとは思いますが、プロ棋士などの話で脳内で盤を動かすなどの話を聞いたりする事もあるので、
    視覚障害がある人でも楽しめるボード

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    実話が元になってる?と思えるくらい、リアリティーがあり。将棋のルールが一才分からなくても、どこか一緒に観戦しているような。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    あとがきを読んで、これがフィクションだと知ってびっくりしました。
    もとになったエピソードがあったわけでもなく、将棋の教え方なんかもすべて作者が考えられたことだそうで、本当に驚きました。
    意外に将棋は視覚がい者の方がされるのに合っているのかもしれません。
    先の大会まで読みたかったです。

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    国語の教科書に掲載されていそうな一作。
    目が見えない子どもたちに
    楽しみを与え、「できる」を与えた
    大人たちがすごいと思う。

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    視覚障害者の正彦。盲学校小4の時にやって来た小倉先生から将棋を教えてもらい夢中になる。

    本当に何かに熱中することの尊さ、目が見える見えないなんて本質的な違いじゃない、目が見える俺なんて全然アカンやないか等色々考えさせてくれた傑作。中学受験の国語で出題されそう。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    盲学校を舞台にした将棋を学ぶ子供たちのお話。
    出てくる人がみんな聖人君子のようだったけど、早い段階からどうやって生きていくか真剣に考えざるを得ない人生だと精神的に早く大人になる、というのはありそう。

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    参加している読書会で紹介されていて読みたくなった本

    視覚障がいを持っている人が将棋をするにはそういう風にするのか、ということがよくわかります
    見えなくても楽しめる将棋という競技
    私は駒の動きしか知らなく、攻め方、守り方なんて全く知らないのですがそれでも楽しんで読むことができました

    まるで、ノンフ

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    登場人物だけではなく、作者の将棋愛が伝わる作品だった。
    将棋を題材にしている作品は何作か読んでいるが、ちゃんとルール等理解していないので改めて勉強したいと感じた。
    視覚障害者も、晴眼者も、同じように将棋や好きなものに打ち込める世の中に更に進歩していって欲しい。

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    盲学校が舞台の将棋小説で、小学4年生の男の子・及川正彦の成長物語でもあります。

    実は本作で初めて、目の見えない人でも楽しめる将棋盤と駒があることを知りました。
    手で触って駒の種類を判別し、記憶と触ることで戦況を把握、対局を追っていく。
    え、そんなこと可能なの……?と、驚きました。
    記憶力、理解力、

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    この作者で将棋と来れば、とある程度想定していたものの、細かい名前は覚えてなかったため予想外の場所での予想外の登場におお!!と盛り上がりました。ただ将棋のルールの話と障害の話はどっちも説明に紙面を割かれる上に家族の話も加わり、物語としては少し薄い感じは受けた。

    0
    2025年02月16日

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