ブランディングの誤解 P&Gでの失敗でたどり着いた本質

ブランディングの誤解 P&Gでの失敗でたどり着いた本質

2,200円 (税込)

11pt

4.2

「ブランディング」という言葉ほど、多くの誤解をはらんでいるマーケティング用語はありません。

最大の誤解は「ブランディングをすれば売り上げが上がったり、業績が回復したりする」という過剰な期待にあります。ブランディングの成功例として必ず挙げられ、広告業界で伝説的と称される米アップルの「1984」や「Think different.」ですら、業績への影響はほとんどなかったことをご存じでしょうか。
そうした過剰な期待を抱きながら、ブランディングの成果を業績と直結する指標できちんと効果分析されているケースは非常に少ないのが現状です。

筆者もプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に所属していた20代のころに、「ブランディングの誤解」による数多くの失敗を経験しました。
ブランディングの測定指標にも悩みました。一般的にブランディングの指標としては認知度、好感度、NPSなどがよく使われます。ただ、これらの数値が高くなっても、必ずしも事業がうまくいくわけではありませんでした。ずっと「ビジネスの今後を予測できるような先行指標がほしい」と考えていました。

本書では、既存のブランディング論やブランド論に関する解説は最小にし、数々の有名な巨大ブランドがつくり出す誤解や罠の解説を含めて、具体的な事例を用いて、ブランディングの効果を最大化するための考え方を紹介。どのように目的を設定すべきか、中小企業が目指すべきニッチブランドとは何かなど、誰もが実務活用できる「ブランディング」を解説します。

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ブランディングの誤解 P&Gでの失敗でたどり着いた本質 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     ブランディングの主たる目的は、商品・サービスを売るためではなく、あくまで商品・サービスを記憶し、識別しやすくするためのものです。ブランディングそのものが、買ってもらうための「便益」になるわけではありません。
     BtoC(消費者向け)、BtoBを問わずほとんどのカテゴリーにおいて、購入される理由、継

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    著者の本はわかりやすい。ブランディング流行りに、くぎを刺す一冊。ブランディングの基本は独自性=「他を買わない理由」、適切性=「そのブランド買う理由」と説く。DifferenciationとRelevancyという以前に習ったことがそのまま書いてあり納得。さらにそこから好感、ファンになっていくという習

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    私が西口さんのファンなので、果たして公平に評価できているか不明だが、今回の書籍も大変面白かった。
    ブランディングの目的をお忘れではないですか? というお話だと解釈した。いつものN1の観点からブランディングへの見解を示している。
    そもそもブランディングには商品やサービスに便益と独自性が必要というお話に

    0
    2024年12月25日

    Posted by ブクログ

    ブランディングとマーケティング。広告業界では当たり前のように使用される概念だが、その実ピントハズレな議論になりがち。そこのところを上手くまとめていると感じた。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    【販促にお金をかけるか、ブランディングにお金をかけるか】美味しくなれば売れるだろう!と踏んだコーラは昔、"ニュー・コーク"を売り出して失敗したらしい。失敗から学ぶ、ブランディングの基礎本、それが本書です。

    マーケ起点で一貫して物事を考えているので、かなりロジカル。明日から仕事に

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    まずはモノやサービスの良さを高め、人を中心に置いて広げていく。

    ブランディングという概念は誤解されがち。アップルなど印象的な広告を出しても売上に繋がってないことなども盛り込みつつ、じゃあどのようにブランディングすれば良いかを、本書は問うてくる。

    印象的だったのは、4Cの中心に本来は人を据えるとい

    0
    2025年06月14日

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