ぼっちのままで居場所を見つける ――孤独許容社会へ

ぼっちのままで居場所を見つける ――孤独許容社会へ

935円 (税込)

4pt

『アナ雪』でひとり氷の城を作ったエルサは本当に孤独だったのか? 運命の恋人、姉妹の愛、孤独から救うのは個人のつながりだけなのか? 映画、マンガ、英文学の名著、とある女王の史実までを読み解き、良い孤独のある社会、孤独を許容する社会を想像する。新時代を目指すカルチャー批評。 【目次】第一章 ロンリネスとソリチュード――または、エルサの孤独/第二章 孤独はいつから避けるべきものになったのか――ひとりぼっちのロビンソン/第三章 「ソウルメイト」の発見――依存と孤独とジェイン・エア/補論 「友達100人」は孤独を癒やしてくれるのか?/第四章 死別と孤独――ヴィクトリア女王から『葬送のフリーレン』へ/第五章 田舎のソリチュードから都会のロンリネスへ――森の生活と、ある探偵の孤独/第六章 自分ひとりの部屋と向かいのおばあさんの部屋――ヴァージニア・ウルフの場合/第七章 誰でも孤独でいられる社会へ――排除型社会と孤独

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ぼっちのままで居場所を見つける ――孤独許容社会へ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第1章なぜアナ雪のエルサは、ひとりでハッピーとはならなかったのか。女性だからではないか。
    第2章のロビンソン・クルーソーの孤独を発見したことで、居場所を見つけるという考え。
    第3章ダンバー数では安定した関係を維持できる個体数(知り合い)の上限を平均150人と推定。
    第4章現代人はフリーレンのように死

    0
    2025年02月14日

    Posted by ブクログ

    親友とか恋人とか他の人とは違う存在として名付ける時、依存せずに自立できているかを見直すことは、浅い依存を生み、存在と平等と自己の自由が確立され、ぼっちのままで居場所をみつけることにつながるのではないかと思った。

    アナ雪をベースに考えるととてもわかりやすい。
    1では、家族とのつながりで孤独から脱した

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    孤独を定義づけて分類し、孤独が悪いことではなく、自分の中でどう向き会うのか?、孤独を許容する社会をどう作るのか?
    考えるきっかけとして良い本だと思います。

    0
    2025年01月26日

    購入済み

    刺さりますね

    面白かったですよ。文学論(物語論)であり、社会学であり、人間存在そのものの探究でもあり、と。もっと議論が深まっていけばいいですね(社会的に)。

    #深い #タメになる #共感する

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    一人で行動するのが好きなので孤独に関して書かれた本には興味があった
    孤独にはロンリネスとソリチュードがあり、その違いや変遷を歴史を振り返りながら映画や文学作品で孤独はどのように取り扱われてきたかを紐解いている
    またソリチュードでいられることはある種特権的なものであることにも言及しており、たしかにそう

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    私たちは孤独を恐れる一方で、孤独が得られず苦しむという矛盾を抱えている。悪い孤独(ロンリネス)と良い孤独(ソリチュード)の区別はなぜ生まれたのか?現代人を脅かす孤独に対処するヒントを、『アナと雪の女王』『ジェイン・エア』『葬送のフリーレン』など様々なジャンルの物語の中に探る。
    独りでいることそれ自体

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    アナと雪の女王のエルサや、ジェイン・エアのジェイン、葬送のフリーレンなどを例にしながら孤独について書かれた本。知っている話にそってでしたのでとても入りやすかったです。ロンリネス(苦しみや寂しさなど否定的な孤独)とソリチュード(解放、創造性をもたらす肯定的な孤独)、アイソレーション(物質的、社会的な孤

    0
    2024年11月25日

    Posted by ブクログ

    「孤独」を「アイソレーション」「ロンリネス」「ソリチュード」に分類し、社会的孤立でも孤独感(寂しさ)を感じることもなく、良い孤独を得るにはどうするか。
    「アナ雪」や「葬送のフリーレン」など人気漫画を例に、学問する。良い孤独とは、(大小あれど)社会と繋がりながら自立していること。
    女性の自立の条件で、

    0
    2025年04月15日

    Posted by ブクログ

    ソリチュードとロンリネスそしてアイソレーション
    (孤独)の考え方。
    ロンリネスは主観的な孤独、孤独感のこと。否定的なもの。苦しみをもたらすもの。
    ソリチュードは否定的なものではない。解放をもたらし、自分と向き合い、創造性を発揮するような豊かな時間・状態のこと。

    孤独について考え、社会について考える

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    イギリス文学や映画、漫画などを題材に、「孤独」について様々な観点から考察し、「良い孤独」が許容される社会を展望。
    孤独をテーマとした文芸批評として興味深い内容だった。ただ、「悪い孤独」の原因としての新自由主義批判やその解決策としてのベーシック・インカムの指摘など、それはそれで理解はできるのだが、孤独

    0
    2025年02月23日

ぼっちのままで居場所を見つける ――孤独許容社会へ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくまプリマー新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

河野真太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す