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2040年に1200万人の労働力が足りなくなる。迫り来る超人手不足の社会とどう向き合うか。取材班が現場を歩き実態に迫り打開策を探る「朝日新聞」大反響連載を書籍化。多和田葉子氏、小熊英二氏、安宅和人氏、増田寛也氏ほか識者インタビューも収録。
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Posted by ブクログ
記者の想いから始まったもの。 国民市民読者は、このような緩やかに、かつ確実に進んで到達する現象を予め知ることが出来るのに行動に移らないか、或いは過激な運動に加担するに至る。それは、いずれにしろ、今の経済を変えたくない大きく見えない勢力の思う壺となる。 身の回りからしっかりと身の丈の行動を起こすことが...続きを読む肝要であると思う件。
朝日の悪い癖が所々に出てはいるが、そこを流し読み、或いは読み飛ばしして貰えば、日々深刻化するインフラの陳腐を和らげるヒントが出ていると思う。 今までと同じ事をやっていれば、8掛けどころか5掛け6掛けになるのはまず間違いないはず。そこをAIを重点的に注力して何とか8掛けで乗り切ろう、といった所ではな...続きを読むいだろうか?勿論肌感覚な自分の意見に過ぎないのだが。 埼玉の様な道路陥没も岩手や愛媛、岡山の様な森林火災も今後益々増えるだろう。如何に重大化を防ぎ、インフラをダウンサイジングしていくか、だ。 文教堂淀屋橋店にて購入。
危機的な状況下で生きているのだと改めて感じました。 悲観ばかりではなく、どのように乗り越えていくのか、ちゃんと考え、行動していきたいと思います。
<目次> 第1部 現場から 第2部 ともに支える 第3部 能登半島地震~震災からみえたもの <内容> 2024年1月~朝日新聞デジタルに連載の記事をベースにしたもの。新聞記事らしい視点と文章。半ば過ぎには様々な人へのインタビューが載る。 自分も高齢者の仲間入りしたが、タイトル通り、日本の全盛...続きを読む期の80%で(人口もインフラも)世の中が動いていく中、何をすべきで何を捨てるべきなのか、政府は何をしていくのかのヒントが隠れている。大前提はすべてを幸せにはできない、ということ。難しい問題だが、自助・共助・公助…。テレビの「ポツンと一軒家」もそういう意味でかんけいしそうだ。
ある民間の研究所によると、2040年に社会サービスの担い手となる現役世代が今より2割減る「8がけ社会」がやってくるという。1100万人分もの労働供給不足になると予測される一方で、高齢化の進展により、サービス需要は増え続ける。 医療・介護、物流、教育・保育、交通など生活面、産業・経済面で人手不足による...続きを読む大きな影響が生じる。 この問題を取り上げた朝日新聞連載記事を書籍化したものが本書である。 第一部、二部で様々な現場取材や専門家の意見聴取により課題や解決策を追求、第三部では能登半島地震に目を向け、過疎集落の今後や災害と人口移動、防災と復興について考える。 解決に向けて、高齢者の生きがいビジネス、外国人やロボットの活用、デジタル化、行政サービスの広域化、サービスの取捨選択など色々な観点からの取り組みが紹介されているが、いずれも壁があり一足飛びにはいかない。 そんな中で、興味を感じたユニークな取り組みがアプリゲーム「TEKKON」だ。一般人がスマホの位置情報を使って電柱を撮影、写真を投稿するとポイントがもらえ、お金としても使えるというもの。集まった写真は電柱などを管理する企業が買い取り、修繕の順位付けなどに活用する。電柱、水道管、道路橋などインフラの劣化が進む中、保守・点検を担う土木技術者は不足している。保守・点検は国家資格が必要だが、目視点検で修繕の優先順位の高い箇所をリストアップするのには資格は不要、そこに目をつけたのがこのアプリの活用だ。 ゲーム感覚で楽しみながらインフラの保守面での人手不足に貢献できるという発想は非常に柔軟な感じがした。 エッセンシャルワーカーの不足、効率を求めるコンパクトシティ論者と住み慣れた過疎集落の高齢者住民との葛藤、過疎地に大規模な災害が発生した後に生じる「復興か移住か」の選択など、大きな課題が横たわるテーマだと改めて痛感させられた。
働き手が2040年に2024年と比べて8割になってしまうという「8かけ社会」についての本です。労働供給不足についてすでに課題意識を持っている人にとっては、あまり得られるものは多くないという読後感でした。
働き手の人口が8割に減る「8がけ社会」に向けて、何ができるか?を示すことを約束した朝日新聞の特殊を書籍化。 まずここに至るまでの経緯を 人口問題研究では、戦前の1940年に発表した将来推計で、すでに現役世代の減少と高齢者の激増を予測していた。推計では、総人口が1965年に1億人に達し(実際は19...続きを読む67年)、2000年に1.23億人でピークを迎える(実際は2008年で1.28億人)と予測している。 このように、人口学による将来人口推計は他の分野に比べてはるかに精度が高い。人口の減少は予見できたはずなのに対策が遅れたのは何故か。 1970後半〜1980年代は、戦前の「産めよ殖やせよ」政策の反省から、子どもを増やす政策は取りづらかった。 出生率が過去最低だった丙午の1966年をさらに下回った1989年(出生率1.57)で社会的ショックを起こすも、高齢化対策の方が優先された。 また、続く90年代以降は、バブル崩壊で少子化は忘れ去られた。 ----- 来たる(もう来ている)8がけ社会に向けてできることを、インフラの取捨選択やお手伝い経済圏、「ばあちゃん」の雇用などなど、ベンチャー企業家や政治家・専門家のインタビューを通して紹介。 2024年の特集なので見たことがあるものがチラホラ。若い世代のわたしからすると、上で記載したこれまでの歩みのほうが興味深い内容だった。 新聞の特集を書籍化しているので、構成がやや読みづらい。
2040年 現役世代が2割減る 3人に1人が高齢者 建設業の求人倍率は5倍を超える 全職業では1.2倍 介護業界から人が減っていく 男性・年配・東京に偏る意思決定 東京の一極集中 20~39歳の女性の3~4人に1人は東京圏にいる 人口学 100年前の計算通りの人口 バブル後 ロスジェネ世...続きを読む代 力を発揮する機会と次の世代を生む力を削いだ 農業従事者 1/4に →スマート農業 インフラ 地方町村では3割人手不足に 海外永住者57.5万人 女性6割(2023年) 遠い過去から見る 正規労働者数は変わっていないが1960年代から自営業者が減り非正規が増えた。 低賃金を残さない選択 欧米の大都市に近い 高い外食やセルフに 福祉は高い料金か政府が担う 疎でも価値を生み出し採算の合う開かれた空間 育成には30年以上かかる サービスの必要性と報酬、評価 コミュニティが細り 育児や介護で助け合うのもお金に 欲望の持ち方 今の感覚を原動力に 自分の行動を変える 震災 土木作業は地元業者 人手が確保できない 数年で都市部へ転職 復興よりも移住 山古志村はインフラ復旧したが 若い世代は移住し、人口は3割値度に 働く場所と後継者 高齢者は今のやり方が生計が立てやすい 若者や子供がいないと活気を失う 町民ファーストではなく町ファースト 女川町 震災後 人口6割へ減少 責任世代に復興や街づくりを託す 施設を集約 人口が減でも持続可能に 経済成長前提の防災力が困難に 危険な場所で暮らす人が減れば被害は減る ケアの拡大により課題が増えた 経済性以外の機能の評価 集落の集団移転
さすが新聞記者だけあって課題の捉え方が鋭い。高い取材力を発揮して多様な意見を見せる事にも成功している。ただ新聞記事が元ネタなので一つ一つの文章が短く、本質を追いきれていない。どの話題も尻切れとんぼ。また供給力が8がけになることばかりを取り上げるが、需要も8がけになることへの視点が欠けている。一面的な...続きを読む主題の掘り下げ方を含めて、新聞社が作る本の限界だと感じた。 少子化は社会発展の必然であって、いくら対策しても減少の勢いを多少和らげる効果しか期待できない。もちろんそれも重要だが、より本質的には人口減少と高齢化を所与の前提として、いかにその社会に我々が適応していくのかを考えなければならない時期に来ている。それには感情論とかノスタルジーを一旦脇に置く必要がある。結論を言えば米山氏が言う移住が欠かせないと思う。公共事業は天からお金が降ってくるような感覚をもつ人が一定数いるが、過疎地の生活維持にかかる費用の一部を住民に受益者負担して貰えば良い。例えば「この橋を架け替えてもいいけど、代わりに住民税を10倍払ってね」って言えば皆んな自分のこととして考えるんじゃないかな。山古志村で「田んぼがなきゃ生活できない人がいる」って言ってる人がいるけど、それも甘えだと思う。稲作なんて特定時期以外は手がかからないんだから街から仕事場(田んぼ)に通えば良い。都会のサラリーマンが毎日片道一時間かけてそうしているように。
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