天丼 かつ丼 牛丼 うな丼 親子丼 ――日本五大どんぶりの誕生

天丼 かつ丼 牛丼 うな丼 親子丼 ――日本五大どんぶりの誕生

1,210円 (税込)

6pt

4.2

どんぶり物を生み出したのは、江戸時代に生きたある男の“食い意地”だった。出前の蒲焼が冷めないようにと、蒲焼をご飯の中に入れ込んで楽しんでいたところ、それがまわりにも広まり、日本初のどんぶり物、うな丼が誕生する。それまで白いご飯の上におかずをのせるという発想を持っていなかった江戸っ子たちは、すっかりうな丼の虜となった。だがうな丼以降、新たなどんぶり物が誕生するには時間がかかった。天ぷら蕎麦や親子とじ蕎麦は江戸時代には生まれているのに、天丼や親子丼の登場は明治になってから。その背景には何があったのか? 膨大な史料から、どんぶり物誕生の歴史をひもとく。

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天丼 かつ丼 牛丼 うな丼 親子丼 ――日本五大どんぶりの誕生 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    たまたま本屋で見かけて読み始めた。人気五大丼の来歴を丁寧に辿った力作である。3年余りの時間をかけて執筆されたとのことで敬意を表したい。生活の中心としての食が歴史と共にあることがよくわかった。読み進めている間にうな重とカツ丼を食べてしまいました。

    0
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    うな丼天丼は多分『すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ ──江戸四大名物食の誕生 (ちくま学芸文庫)』と割と被っているところはありそうだが、親子丼や牛丼、かつ丼の日本の文化、法律、時代の変遷がとても面白い。何よりこれらの文化人だけではない単なる一般人の感想などが残ってたりするのがホントに日本人は根っから食べる

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    我が国の食文化の一つに丼ものがあります。これは、温かいご飯に何かしらの具を乗せた手軽な料理です。
    本書では、こうした丼料理の歴史を現存する資料に基づいて、その前後関係も含めて解説しています。
    ただし、約300ページの中で5種類の丼(題名に有るもの)を扱っている関係上、どうしても一部を除き紹介が簡素に

    0
    2023年08月17日

    Posted by ブクログ

    5大どんぶりと呼ばれる中で一番歴史が
    古いのが、実はうな丼なのです。

    うなぎは江戸時代から庶民も食べていた
    からです。

    次は天丼。これも魚介類だから昔から食
    べていたのは想像つきますが、ご飯の上
    に載せる前は、そば→茶漬けのようなも
    の→ご飯、となったそうです。

    他の3つは肉なので明治に入って

    0
    2021年01月31日

    Posted by ブクログ

    丼物の歴史を知ることで、日頃お世話になっている食べ物を見直す機会ができた.鰻丼だが、江戸には白米が豊富にあったこと、鰻の蒲焼にご飯を添えて提供していた背景から、丼にご飯を盛ってその上に蒲焼を置き、少し蒸らすことで味が良くなることを知って、鰻丼が誕生.丼物のスタートとなる.箸を洗うことを止める形で割箸

    0
    2020年07月15日

    Posted by ブクログ

    丼ものの歴史を丁寧に資料に当たりながら紐解いて行く本。
    いろんな資料にいろんなことが載っているものなんだなぁと、探る過程が楽しい。
    自分も歳を取ったらこういう原資料あたりをやってみたいなぁと思える本でした!

    0
    2020年07月11日

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