晩酌の誕生

晩酌の誕生

1,320円 (税込)

6pt

3.8

万葉の昔からはじまり、江戸時代に花開いた日本人の家飲み。当初健康のため、安眠のために飲まれていた「寝酒」は、灯火の発達とともにゆっくり夜を楽しむ「内呑み」へと変わっていく。飲まれていたのは濁酒や清酒、焼酎とみりんをあわせた「本直し」等。肴は枝豆から刺身、鍋と、現代と変わらぬ多彩さ。しかも、振り売りが発達していた江戸の町では、自分で支度しなくても、家に居ながらにして肴を入手することができた。さらに燗酒を売る振り売りまでいたため、家に熱源がなくても燗酒が楽しめた。驚くほど豊かだった日本人の家飲みの歴史を繙く。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

晩酌の誕生 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    遥か昔から飲まれた酒。直会や集団での飲みに独り飲み。
    その後、江戸時代に晩酌が始まり、市井に広まっていった。
    晩酌誕生と江戸時代の晩酌文化を主体に、多くの史料を探り、
    その情景を写した図版を添えて、詳細に解説する。
    ・はじめに
    序章 酒は百薬の長  第一章 万葉集に詠まれた独り酒
    第二章 中世の独り

    0
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

    すばらしい。
    江戸時代はオールシーズン、燗だったのね。
    時代小説にも、よくお菜のお店が出てきて、美味しそうだなあと思っていたんだよね…

    国立歴史民俗博物館へ行ったときに、ショップで平積みされていたので。いい出会いでした。
    あそこの選書、良かったなあ。
    じっくり見たかったけど、時間もなくて遠いし、残

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    日本は昔から家飲みが多かったらしい。
    寝酒と言ってたが、家飲み。
    なんせ、明かりがない時代は日が落ちると寝てたし。
    夜飲みが広まってきたのは、すなわち、明かりが身の回りのものになってきた為。
    んで、日常の楽しみは労働の後の一杯だったわけだ。

    酒は、それなりの稼ぎがあれば決して贅沢な楽しみでは無かっ

    0
    2024年02月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    晩酌の誕生

    著者:飯野亮一(食文化史研究家)
    発行:2023年11月10日
    ちくま学芸文庫

    晩酌とは、自宅での夕食時に一杯やることをイメージするが、昔はそれがなく、どうやって今日の晩酌形式が生まれていったのか、という点について歴史をたどる書物だと思って読んだ。そうではなかった。万葉の歌に独り酒が

    0
    2024年05月05日

晩酌の誕生 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま学芸文庫 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

飯野亮一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す