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万葉の昔からはじまり、江戸時代に花開いた日本人の家飲み。当初健康のため、安眠のために飲まれていた「寝酒」は、灯火の発達とともにゆっくり夜を楽しむ「内呑み」へと変わっていく。飲まれていたのは濁酒や清酒、焼酎とみりんをあわせた「本直し」等。肴は枝豆から刺身、鍋と、現代と変わらぬ多彩さ。しかも、振り売りが発達していた江戸の町では、自分で支度しなくても、家に居ながらにして肴を入手することができた。さらに燗酒を売る振り売りまでいたため、家に熱源がなくても燗酒が楽しめた。驚くほど豊かだった日本人の家飲みの歴史を繙く。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年12月15日
遥か昔から飲まれた酒。直会や集団での飲みに独り飲み。
その後、江戸時代に晩酌が始まり、市井に広まっていった。
晩酌誕生と江戸時代の晩酌文化を主体に、多くの史料を探り、
その情景を写した図版を添えて、詳細に解説する。
・はじめに
序章 酒は百薬の長 第一章 万葉集に詠まれた独り酒
第二章 中世の独り...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月22日
日本は昔から家飲みが多かったらしい。
寝酒と言ってたが、家飲み。
なんせ、明かりがない時代は日が落ちると寝てたし。
夜飲みが広まってきたのは、すなわち、明かりが身の回りのものになってきた為。
んで、日常の楽しみは労働の後の一杯だったわけだ。
酒は、それなりの稼ぎがあれば決して贅沢な楽しみでは無かっ...続きを読む
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