めおと旅籠繁盛記

めおと旅籠繁盛記

737円 (税込)

3pt

3.3

無宿者と寂れた旅籠。奮闘の再出立物語!

やくざ者の下働きをして暮らす無宿者の直次は、ある日、賭場検めに現れた捕り方を誤って傷つけてしまう。もう、江戸にすら居場所はない……自らも重傷を負い朦朧としながら逃げてきた中仙道で、直次は追剥に襲われていた娘の危機を救う。
気を失った直次が目覚めると、そこは助けた娘・お路の両親が営む板橋宿の旅籠松丸屋だった。主人のお人好しが災いし、借金も抱える今にも潰れそうな松丸屋だが、その上、近頃は徒党を組んだ追剥が出没し、板橋宿全体が寂れ始めていると言う。
怪我の完治までせいぜい利用してやろうと決めた直次だが、穿鑿もせず受け入れてくれる松丸屋の居心地を、悪くないと感じ始める。提灯屋の若旦那・定之助をはじめ、余所者の直次を警戒する者も多いが、その働きぶりに少しずつ直次を認める住人も出て来た。
そんな折、いよいよ追剥被害が頻発。なぜ、板橋宿近辺ばかりが狙われるのか。直次は「最後の恩返し」として、道中奉行の命を受けた江戸四宿見廻り役・恩間満之助と共に解決に乗り出す。

全てを失った無宿者が旅籠を盛り立て、帰る場所を作ってゆく、奮闘の再生物語。

(解説・理流)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

めおと旅籠繁盛記 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • めおと旅籠繁盛記
    737円 (税込)
    無宿者と寂れた旅籠。奮闘の再出立物語!  やくざ者の下働きをして暮らす無宿者の直次は、ある日、賭場検めに現れた捕り方を誤って傷つけてしまう。もう、江戸にすら居場所はない……自らも重傷を負い朦朧としながら逃げてきた中仙道で、直次は追剥に襲われていた娘の危機を救う。  気を失った直次が目覚めると、そこは助けた娘・お路の両親が営む板橋宿の旅籠松丸屋だった。主人のお人好しが災いし、借金も抱える今にも潰れそうな松丸屋だが、その上、近頃は徒党を組んだ追剥が出没し、板橋宿全体が寂れ始めていると言う。  怪我の完治までせいぜい利用してやろうと決めた直次だが、穿鑿もせず受け入れてくれる松丸屋の居心地を、悪くないと感じ始める。提灯屋の若旦那・定之助をはじめ、余所者の直次を警戒する者も多いが、その働きぶりに少しずつ直次を認める住人も出て来た。  そんな折、いよいよ追剥被害が頻発。なぜ、板橋宿近辺ばかりが狙われるのか。直次は「最後の恩返し」として、道中奉行の命を受けた江戸四宿見廻り役・恩間満之助と共に解決に乗り出す。 全てを失った無宿者が旅籠を盛り立て、帰る場所を作ってゆく、奮闘の再生物語。 (解説・理流)
  • 柝の音響く めおと旅籠繁盛記
    726円 (税込)
    貧乏旅籠、背水の陣!元無宿者、奮闘の物語! 貧乏旅籠、背水の陣!大金二十一両の返済期限は、わずか二ヶ月後! 稼がねば、ふたりの居場所は奪われる。起死回生の一手は、困難必至の芝居興行!? 元無宿者が奮闘する、再生の物語! 板橋宿の貧乏旅籠・松丸屋は、宿丸々か一人娘のお路を奪われる危機にあった。蕨宿をしきる駕籠屋・岩津屋に借りた二十一両の返済期日が二ヶ月後に迫っていたのだ。 そんな時、お路に助けられて以来松丸屋に身を寄せる元無宿者の直次は、客から大金が動く芝居興行の話を聞く。返済のためには板橋宿に宮地芝居を呼ぶしかない──腹を括った直次だが、場所の確保、一座の誘致、金子集めに客集め、難問は山積みだ。それでも居場所をくれた松丸屋のため、直次は皆と力を合わせ一つずつ事を進めてゆく。 やがて、そのことを良く思わない連中も動き出し……。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

めおと旅籠繁盛記 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    千野さんの新シリーズ。題と帯だけ見ると脛に瑕持つ無宿者がさびれた旅館を娘と一緒に盛り立てていく話のようだが、登場人物を見るとバディ物の要素もあるのかな。板橋宿(と蕨宿含む江戸北部)が舞台というのが珍しい。

    0
    2024年04月16日

    Posted by ブクログ

    賭場で世話人をしている無宿人の直次は賭場改めに来た町方を刺してしまう。自分も重傷を負ってその場を逃げ出した直次は板橋宿の旅籠「松丸屋」で手当を受け、厄介になることに。
    傷が治ってくると共に追い剥ぎが出没し宿場が寂れてきていることを知った直次は役人の恩間と共に事件解決に乗り出す。
    松丸屋野人達や恩間、

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    刃傷沙汰を起こし、自分も深傷を負いながら
    逃げていた直次。
    通りがかりに板橋宿の旅籠「松丸屋」のお路の危機を助けたところ、今度は自分が倒れてしまい
    松丸屋のご夫婦とお路の世話になる。

    人を信じたことなどなかった直次だが
    松丸屋の温かさにふれ、恩を返したいと思うようになり、昼間は修繕や掃除を手伝い、

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    人ってどの時代も、出会う人との縁で変わる、
    変われるなぁ・・・としみじみ、ほのぼのと思いながら読みました。
    直次さんのこれからは宿場町、そして松丸屋の一員として頑張る姿をみたいです!
    お路とはどうなるんだろう?
    続きが楽しみです。

    0
    2024年09月09日

めおと旅籠繁盛記 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

千野隆司 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す