コクと旨味の秘密

コクと旨味の秘密

660円 (税込)

3pt

「ネズミはビールにキレよりもコクを求める」「赤ワインに醤油を垂らすとコクが増す!?」「男性生殖器と口の中には深い関係がある」「牧場のミルクが美味しい科学的根拠」「甘味無しの世界は殺伐としている」――。ビール、ラーメン、吸い物、カレー、あらゆる食物で感じられるコクとは一体何なのか。その正体を科学者の目で探ることで見えてきた美味しさの秘密。「コクの構造」が今明らかに!

...続きを読む

コクと旨味の秘密 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年08月25日

    食や、おいしさを構成するさまざまな要素の中から、‘コク’に目を向け、科学的知見を中心に詳しく解説した内容。その‘コク’という観点でいうと、長く親しまれている食事にも合点がいき、とくに日本の伝統的な調味法は優れたものであり後世に継承すべきものだとしている。欧米式の‘油によるコク’も含め前向きな見解を中...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年12月27日

    おいしい、という感覚を科学的に解説していくのだけれど、最終的に東山文化的な見方にまで到達するのが面白い。
    コク(おいしさ)には三層あり、第一層が糖、油、出汁という本能が求める味覚。
    第二層は食感、香り、風味という学習•連想を要する味覚。
    第三層は精神性の世界、抽象的な味覚だと言う。
    そして味覚の修練...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月02日

    分かっているようで、その正体については曖昧にしか捉えていなかった『コク』。

    なるほど!と納得できた。

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月17日

    日経新聞での連載で興味を持ちました。

    コクや甘味はエネルギーとして認識するから
    美味しいと感じるし止められなくなるのだと納得しました。
    効率の良いエネルギーを摂取するための本能なんだなと。

    読みやすい文章で、味覚や脳について知ることが出来ます。
    最後の章の近未来のコクは面白い発想でした。

    0

    Posted by ブクログ 2017年02月05日

    「コク」という、分かるようで分からないもの、好きだけど正体不明のものを、科学的に分析してみよう、という一冊。

    *ネズミも人間もコクのある食事は共通して食べ過ぎてしまうようです。人間の食事はおいしすぎるのかも知れません。

    *私たちがコクと感じているものは、エネルギーが確かめられているものと言えます...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年12月21日

    『コク』という わかっているようで わかっていない
    食の中での 重要な役割を果たす 言葉 を
    科学的 および 実験的 および 文化的 なアプローチをする。

    旨味とは おいしさと 一緒ではない。
    おいしさは 総合的なのだ。

    コクの構造とは、三層になっている。
    コクとは 『甘さ アブラ 旨味』の 複...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年12月23日

    コクと旨みについて科学的な視点で様々な角度から切り取っている本です。

    コクや旨みという言葉を普段あまり意識せず聞いたり使ったりしていますがひとえにコクといっても様々な物質が起因となっていることがわかります。

    味覚の世界から詫び寂びのようなく精神世界も絡めて、コクの深い世界を旅することができます。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年06月20日

    何でもかんでもうまいと思ってしまう自分。
    いったい、何故だろう?
    また、仕事で少しは役に立つかな~って思いで
    読んでみました。
    人間の味覚ってのは面白いですね。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    久々の「ネタ本」シリーズ。日本人が美味しさの表現方法の1つとして使う「コク」というものが何なのか?を様々な観点から考察した本。正直いってバカげているが、その突き抜け感が最高に良い。

    日本人にとって「コクがある」という表現はあまりにも乱用されすぎている。食品の美味しさを表現する時に、濃いめの味付けが...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年10月26日

    カタカナで書かれた「コク」という単語が沢山出てくる。こんなに一杯見てると「コク」っていう単語がおかしく感じられてきて、「コク」って言葉はこの世に無いんじゃないかと思えてくる。

    本書のタイトルにもある「コクと旨味」なんかカレーやシチューのルウを始めとする食品のCMに出てきそうな言葉だが、そもそもコク...続きを読む

    0

コクと旨味の秘密 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

伏木亨 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す