木霊草霊

木霊草霊

1,980円 (税込)

9pt

3.8

アメリカと日本での生活のなか,さまざまな植物をみつめる.両国の自然観の違い,植物をめぐる人々の関わり.母の死,父の死.成長する子どもたち.生々流転する植物を前に,生命のあり方を詩人の柔らかな感性で考える.日米の一年の季節を描き,死と再生の大きなリズムをくみだす,新しい自然の物語.

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木霊草霊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月28日

    感じたところを、ここまで言葉にできるのかと思った。命が迫ってくる。生易しいものではない、生きるということ。猛々しく美しく、畏れも感じるほどの命の力が伝わってきて、植物と著者の力に衝撃を受けた。世界の植物、日本の植物、帰化植物まで、長年ひたすら心を寄せてきたからこその、植物との距離感。リズミカルな気取...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月22日

    はじめにカラー写真がいくつか載っているのだが、出てくる植物があまりに多く、全く足りないので、検索しまくりながら読んだ。
    画像と見比べながら読むと、伊藤さんの表現がいかに的確であるか、知っている植物についてはなおのこと、感心する。
    多肉植物の名前は漢字表記がスタンダードで、妖怪みたいな名前が不思議だし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月22日

    カリフォルニアと熊本を行ったり来たりしつつ、またその他の場所への旅の中、伊藤さんのほとんどの情熱は植物に向かっていて、植物と向き合う形で、いろんな発見や考察があり、その独特の感性が、とてもスッキリしていて、面白かった。ただ、こちらは植物に詳しくないので、図か写真をもっと挿入してほしかった。

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    Posted by ブクログ 2015年01月12日

    伊藤比呂美さんのエッセイは好きでよく読む。が、動物系、植物系は、自分自身にあまり興味がないので、ちょっと苦手。頑張って読んだ。
    おまけに、植物名を何度も検索して画像を見た。
    セイバンモロコシ、オオアレチノギク・・・うっとおしい雑草とばかり思っていた馴染みの草たちの名前を覚えた。
    ゼラニウム、ナスタチ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月07日

    カリフォルニアで、熊本で、育てたり目にしたりした植物について、同時に、植物に惹かれる自分について、伊藤比呂美さんが綴ったもの。ずいぶん前に出た「ミドリノオバサン」に続くものと言える。

    「ミドリノ~」の頃とは、詩人の身辺は大きく変わっている。その分、沈積した情感が漂っているようにも思うが、ヘンな湿り...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年08月24日

    死んでいるのに、生きている…植物にも霊性を感じ、文章に落とせる感性に、揺さぶられます。ネットで植物を調べながら読み進めても、植物に詳しくないと、作者のおもいが理解しきれないのが、残念。

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