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Posted by ブクログ 2021年08月22日
あたかも自分が世界の壁を挑戦して生きているような気分にさせられる。
人生全てを山にかけて生きる。結婚も生活すらも全て。山で過ごしたい、登っていないと生きていけないという価値観も自分ももちあわせている想いそのものだった。
ギャチュンカン北壁の生還記録。ただ運が良かった訳ではなく、凍傷になろうとも技術を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月31日
やっぱりちょっとスゴすぎる。読みながら風が強まり、気温は下がり、酸素が薄くなる思いだった。最終章「生還」の後半はずっと鳥肌。まったく大げさでなく淡々と書いているのに、あまりにも恐ろしい状況がリアリティを伴って迫り、そこから生きて帰る信じられない精神力に胸を締め付けられる。こんな世界があって、こんな世...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月12日
山野井泰史氏は、登山好きな人なら多くの人が知る日本というか世界を代表するクライマー。テレビの情熱大陸で紹介されたことがあり、動画検索してまずはどんな人かを知ってもいいかもしれない。妻の妙子氏も世界的なクライマーであり、夫婦2人で難所にアタックしている。
夫婦共に、手足の指の多く(妙子氏はほとんど全...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月09日
クライマー山野井康史さんのエッセイ
沢木耕太郎の「凍」のモデル。
名誉や名声ではなく、真摯に生きることをたんたんと続けている。パートーの妙子との関係も爽やかに描かれている。
山に登ることのヒリヒリするような感覚が誠実に書かれていて、感動した。とりわけ第七章 生還は、息詰まるような困難な下山の様...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月09日
山野井夫妻の山への純粋な思いが詰まった一冊。私のような俄かクライマー登山好きには到底計り知れない極限世界での体験が凝縮されているが、著者の訥々とした語り口に「孤独と興奮と絶望と冷静さ」がにじみ出ていて読んでて震えが止まらなかった。最近読んだノンフィクションでは群を抜いている。ありがとう、山野井さん。...続きを読む
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