垂直の記憶 岩と雪の7章

垂直の記憶 岩と雪の7章

628円 (税込)

3pt

2002年秋、山野井泰史は、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンに単独登頂後、下降中嵐につかまり、妻・妙子とともに決死の脱出を試みて奇跡的に生還した。 この衝撃的な生還を機に、自らのクライミングの半生を振り返り、難ルートから挑んだ高峰への思いを綴る。 すさまじい登攀への思いと「日常」の生活も著わした、氏の再起への物語でもある。 2004年に刊行された書籍の文庫版を電子化しました。

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垂直の記憶 岩と雪の7章 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月20日

    最後のギャチュン・カンは、まるで新田次郎さんの山岳小説を読んでいるような臨場感でした。これが自伝なのが凄いです。「不死身だったら登らない。どうがんばっても自然には勝てないから登るのだ」人間は弱いが故に、山に登るのかもしれませんね。あまり知らなかった山野井さんを垣間見られた一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    あたかも自分が世界の壁を挑戦して生きているような気分にさせられる。
    人生全てを山にかけて生きる。結婚も生活すらも全て。山で過ごしたい、登っていないと生きていけないという価値観も自分ももちあわせている想いそのものだった。
    ギャチュンカン北壁の生還記録。ただ運が良かった訳ではなく、凍傷になろうとも技術を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月09日

    壮絶のひとこと。日本を代表する偉大なクライマーであり、数少ない真の冒険者。こんな人間が時代に一人くらいはいないと世の中つまらない。

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    購入済み

    極限のクライマー

    2020年03月30日

    ギャチュンカンの出来事は知っていたけど、改めて読むと壮絶すぎて、他のアルピニストが皆ただのハイキングに見えてくる。

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    Posted by ブクログ 2018年05月03日

    書くことはあまり好きではない作業とのことですが、このような記録を残していただきありがとうございます。
    挑戦を続ける方の、このような文章を読めることに感謝です。

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    Posted by ブクログ 2015年05月31日

    やっぱりちょっとスゴすぎる。読みながら風が強まり、気温は下がり、酸素が薄くなる思いだった。最終章「生還」の後半はずっと鳥肌。まったく大げさでなく淡々と書いているのに、あまりにも恐ろしい状況がリアリティを伴って迫り、そこから生きて帰る信じられない精神力に胸を締め付けられる。こんな世界があって、こんな世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月12日

    山野井泰史氏は、登山好きな人なら多くの人が知る日本というか世界を代表するクライマー。テレビの情熱大陸で紹介されたことがあり、動画検索してまずはどんな人かを知ってもいいかもしれない。妻の妙子氏も世界的なクライマーであり、夫婦2人で難所にアタックしている。

    夫婦共に、手足の指の多く(妙子氏はほとんど全...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月19日

    国内最強のクライマー山野井泰史。ギャチュンカンの単独登頂で両手両足合わせて10本の指を失う。その登山を「最高の登山だった」と言い切る彼は、自身の言うように、「山で死ぬことを許された」男だろう。ちなみに同行した奥さんはこの登山で18本の指を失っている。それでもいまだ山に登り続けている。

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    Posted by ブクログ 2013年08月09日

    クライマー山野井康史さんのエッセイ

    沢木耕太郎の「凍」のモデル。

    名誉や名声ではなく、真摯に生きることをたんたんと続けている。パートーの妙子との関係も爽やかに描かれている。

    山に登ることのヒリヒリするような感覚が誠実に書かれていて、感動した。とりわけ第七章 生還は、息詰まるような困難な下山の様...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月09日

    山野井夫妻の山への純粋な思いが詰まった一冊。私のような俄かクライマー登山好きには到底計り知れない極限世界での体験が凝縮されているが、著者の訥々とした語り口に「孤独と興奮と絶望と冷静さ」がにじみ出ていて読んでて震えが止まらなかった。最近読んだノンフィクションでは群を抜いている。ありがとう、山野井さん。...続きを読む

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