「居場所がない」人たち ~超ソロ社会における幸福のコミュニティ論~(小学館新書)

「居場所がない」人たち ~超ソロ社会における幸福のコミュニティ論~(小学館新書)

1,034円 (税込)

5pt

居場所がなくても幸福と思える生き方とは?

2040年には、独身者が5割に。だれも見たことのない、超ソロ社会が到来する。
ますます個人化が進む中、私たちは家族や職場、地域以外に、誰と、どこで、どうつながれば、幸福度を高められるのか?
また、親として、人生の先輩として、これからその時代を生きる子どもたちに何を伝えられるのか?

家族、学校、友人、職場、地域・・・・安心できる所属先としての「居場所」は、年齢を重ねるごとにつくるのが難しくなり、時に私たちは「居場所がない」と嘆く。
また「そこだけは安心」という信念が強すぎるがゆえに、固執し、依存するという弊害も生まれる。

では、居場所がなく、家族や友達をもたず、一緒に食事をする相手がいないのは、「悪」なのだろうか?常に誰かと一緒でなければしあわせではないのだろうか?

社会の個人化も、人口減少も、もはや誰にも止められない。私たちに必要なのは、その環境に適応する思考と行動だ。著者が独身研究を深掘りした先に示すその答え=〔接続する〕関係性、〔出場所〕という概念とは?

結婚していてもしていなくても、家族がいてもいなくても、幸福度を上げるための視点とヒントに満ちた一冊。

(底本 2023年3月発売作品)

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「居場所がない」人たち ~超ソロ社会における幸福のコミュニティ論~(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1034

    独身生活研究の第一人者の本で面白いんだけど、自分にとっての本当の幸せとは何かみたいな哲学的な部分とか、今一番関心があるコミュニティづくりに関して参考になることが凄い書いてあって良かった。アジア各国でも翻訳されてるらしい。


    独身生活研究の第一人者の本らしいんだけど、超面白い。独身を研究

    0
    2023年12月18日

    Posted by ブクログ

    ■人口減少するのは日本だけではない。世界の国々も同様。正確に言えばアフリカなどの途上国を除く全ての国は人口が減る。人口学的には、人類は「多産多死→多産少子→少産少死→少産多死」というサイクルで流れていく。これは日本に限らず世界のすべての国が同じ過程を進む。その傾向は先進国や高所得国から先に進むのだが

    0
    2023年10月09日

    Posted by ブクログ

    独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
    なかなか面白かったです。以下、思ったことなど。

    結婚や就職にしてもその状態に意味はなく、そこで誰と何をするのかがしあわせであるとあり、たしかにその通りだと思います。一方、その何をするかのために通過しなければいけないのが結婚や就職なので、やはりハードルではあ

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    テーマがテンポよく変わり面白かった。少子化は少母化が原因であることや、結婚率の低下はそもそも母数が減っていることから、低下せざるを得ないことなど表面だけでなく、根拠に基づいて解説されていた。日本の総人口が戦後に爆発的に増えただけであり、海外をみると1国7000万人もある。
    また世界人口は1950年段

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    幸せと仕合わせるの意味の違いや、考え方の違いを知れたのがよかった。
    私はどうにも人うまくいかない時がありそれは私の中では「接続するコミュニティ」を求めていたのに相手は「所属するコミュニティ」にいたと言う出場所、居場所の違いであり、それは個人の仕合せをもってどちらかが悪いとかはなくリキッド社会なら自分

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    統計を数多く使い、今後の人口減少や独身率増加は避けられないので心構えをせよと後押ししてくれる。
    時代とともに考え方は異なってくるので、この本にあるようなゆるやかなつながりを続けていくのがこれから広がっていくのだなと感じた。

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    20年後には独身者が全人口の5割に。
    40歳まで未婚だと結婚できる確率が5%以下に。

    子育て支援はやるべきではあるが、少子化対策にはならないというのは、本当にその通りだと思う。
    筆者によると、問題は、少子化ではなく、少母化らしい。

    婚姻者、未婚者に関わらず、今後は居場所ではなく、出場所を探すべき

    0
    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    do どこで誰と何をするのか→be 良好な状態
    環境①時間②空間、③人間、を変える
    所属するコミュニティー(居場所):家
    接続するコミュニティー(出場所) :行動が必要になる
    1人で歩いているように見えて、1人ではない

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    ここでいう「居場所」とは。所在ない、つまり身の置き所がないというニュアンスもあるが、具体的にいうと、自分を自分として認識してくれて、受け入れてくれる場所。買い物で人と会話して、一人暮らしの家に帰るだけの生活を、本書は一旦「居場所がない人」と括ったようだ。読み進める中で、そうした孤独が「居場所がない人

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    未婚のみならず死別離別した高齢者の増加により人口の半分が独身者である時代が到来した。個人主義化が進み、かつてのような所属コミュニティの崩壊も進んだ。社会構造だけではなく、各人の視点を多重化し視座を再配置して不可避なソロ社会に適応しよう。

    家族至上的な考え方をより柔軟に変えよう、独身は不幸じゃないし

    0
    2024年01月02日

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