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国際社会が、いわゆる中国(中華人民共和国)をふつうに「チャイナ(あるいはシナ)」と呼ぶ中で、なぜ日本だけが、かつては使っていた名称「支那」を差別語扱いして自主規制せねばならず、そう呼べない風潮が広がっているのか? ――そもそもここに日中関係の本質的問題点がある。国家エゴを押し付ける中国の覇権主義「全球化」を、アメリカ的グローバリズムから読み解き、世界的な視点で、この「ウザい隣国」を論じた、いまだかつてない“中国”論。
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Posted by ブクログ
元々TPPは反対だし、グローバリズムには違和感を感じていた所への小林氏の「国境を越えて富裕層だけが横につなっていくのがグロバーリズムの正体」という言葉は納得できた。そしてアメリカの進めてるグローバリズムも、中国の持ってる中華主義も根っこは同じ。
小林さんの本はどれも面白いな。グローバリズムを野蛮と批判し、これからはむしろ鎖国(部分開国)していくべきと言い切ってしまうところが痛快だ。自分もそうだったから思うのだけど、このあたりの世界観は著者のご実家が仏門であったことから来ているようだ。
全く知識がなくても難なく読める。 対話形式なので、客観的に自分自身の意見を確認しながら気軽に楽しめた。 チベット問題について興味があり手に取ったものの、中国から世界、そして日本について、もっと知りたいと思える入り口になった。
初めて読みましたが、興味深い内容です。 中国に関しては、全く関与出来ない国と思ってます。そう言う意味でも納得です。
個人のエゴは小さい方がいいですが、国家にエゴは必要。中国というよりも、支那という地域を歴史上様々な民族や組織が支配してきたと見た方がいい。あの地域はかなり個人主義。同じ思考回路と思わない方がいい。 いやはや対談を読みながら、よしりんのあの絵柄がつい頭に容易に浮かんできました。 日本人は多神教だか...続きを読むら、寛容だが、 一神教や一党独裁と戦ったら負ける。 忌み嫌われる、ファシズムにも、「束ねる」という意味はある。 でも、日本的な精神が世界のスタンダードになれば、世界はもっと幸せになれる。 支那の精神は不幸にするけれど。
小林の「国境を越えて富裕層だけが横につなっていくのがグロバーリズムの正体なんだ」という発言にはなるほどと思った。この本を読んでTPPに反対になりました。中華思想とはグロバーリズムである、というのも面白かった。
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