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Posted by ブクログ
「日本人でありながら日本の悪口さえ言っておけば自分の価値が信じられるような人が喜ぶ作品は、一切書かない」という言葉に突き刺された。その言葉が指し示す対象に少なからず自分は含まれているように思ったから。
日本社会に強力にはたらく単一化の力学に対して存在の複雑さと多様さを取り戻す戦い。そもそも国家、国籍、国境という概念が歪で、その概念に適さない人間が歪なわけではないということ。
自分の過去の不適切な発言が思い起こされ、また、自分が今も気づかずしてしまっている差別的言動が必ずあるだろうということに消え入りたくなる。
しかし惑う存在として存在することを肯定してくれるこのエッセイはとても温かい。
Posted by ブクログ
芥川賞とった人のエッセイかあっと思って手にとる
あとで調べたらわたしが思ってたの楊逸さんだった
中国の人でもとれるんだーっと当時思って
温さんも名前が中国系だったのでなんかごっちゃになってた
名前が中国系だとみんなおんなじになってしまうのって
これもまた問題なのやろか。
とはいえそこまで興味のないことへの認識がざっくりしてしまうのはどうしようもない。
が、これを読んで温さんは私の中で温さんになった。
のでもうざっくり認識ではない
日本語は日本人の言葉、と思っていた。
日本語は日本人だけのものじゃない、とか
日本国籍をもたず、でも日本語で育つ人がいる、とか
あんま考えたことなかった
何か境におかれた人はいろいろ考えたり感じたりする機会が
多いのだろうなあと
そうして言われなければ分からない、きずかないことの
なんと多いことか。
世界はどこまでも多様で複雑
それを求めてはいないんだろうけど、
じゃない側からの声を聞くと
なんかごめんなさい、といつも思ってしまう。
知らないでいること無関心でいることに対し
とはいえ自分に直接関係してこないと
やっぱりなんでも他人事になってしまうのは
わたしが薄情だからなのか?
いろいろ考えちゃうけど、読みやすく、おもしろかった
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