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[新装版]『二十歳の原点』三部作の第一弾となる本書は、二十歳と六か月で、その生涯を自ら閉じた著者が、十四歳から十七歳までの青春時代を綴った日記です。自分自身、両親、姉弟、クラスメイト、部活動の仲間…について語られていく少女の際立った感受性豊かな、心の断片を繋いだ記録です。本来他人に読まれる機会のない日記という形態だからこそ、自己の深い内面が何のてらいもなく披露された、この稀有な青春の手記にぜひ触れてみてください。痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字組デザインに変更しています。帯の推薦文は「この本はわたしの『青春のバイブル』の一冊でした。――桜庭一樹」。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年11月16日
「二十歳の原点」がベストセラーになった高野悦子の、14歳から17歳までの日記。友達のこと、勉強のこと、部活のこと、社会に対しての考えやより良く生きていくために、どうしたら良いのか……彼女の迸るような熱い感情が綴られている。試験前、勉強をしなければと焦る姿は何だか微笑ましいです。彼女はどのように生きる...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月13日
「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」
1969年6月、立命館大学の学生であった高野悦子が自ら命を絶った。享年20歳。『二十歳の原点』は彼女が書き残した日記である。1969年1月2日、20歳の誕生日からそれは始まる。
立命館大学文学部に入学した後、彼女は読書やアルバイト...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月08日
20歳と6ヶ月の若さで自ら命をたった高野悦子の14歳から17歳までの日記です。僕がこの本に書かれた年齢のころはバカなことばっかり考えていました。
この書評を書くためにもう一度、この本を読み返していました。これは、多感な年頃といわれる14歳から17歳までの3年間を高野悦子がつづった日記です。自分自身...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月16日
二十歳で命を絶った高野悦子の十四歳から十七歳までの日記。
私も日記は飛び飛びになりながらもつけていたので(今はもう残っていないけど。残しておけばよかったな)、なんだか懐かしいような気持で読んだ。
彼女の日記を読んで受けるのは「なんて自分に厳しい人なんだろう」という印象だ。「思想は裏付ける行動を必...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月03日
「普通の少女が描き出した文章から溢れ出る純粋さ、愛おしさ・・・。二十歳で命を絶った彼女が、駆け抜けた青春のすべてが刻まれた愛と死のノート」。
こういう惹句に、僕は基本的に嫌悪感を覚えるほうだ。別に彼女に罪はないのだけど、「夭折」した「かわいらしい少女」(写真を見るとたしかにそう感じる)が書き続けて...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月28日
2010.01.22. やっと、読み終わった。人の日記が、こんなにも生々しくしんどいとは。本のタイトルと著者だけは聞いたことがあって、昔、流行ったとかナントカ。興味本位で読み始めたんだけど、14歳からの心の激しい揺れや葛藤が、本当に細かく書かれていて、読んで疲れた。とにかく、「頑張らねば!」と思い、...続きを読む
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