市民科学者として生きる

市民科学者として生きる

902円 (税込)

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専門性を持った科学者が、狭いアカデミズムの枠を超え、市民の立場で行動することは可能なのか。長年にわたって核問題に取り組み、反原発運動に大きな影響を与えてきた著者が、自分史を振り返りつつ、自立した科学者として生きることの意味を問い、未来への希望に基づいた「市民の科学」のあり方を探る。

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市民科学者として生きる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生き方としては、非常に心打たれるものがあったというか、常に参照する必要があるだろう。高木仁三郎にはならないにしても。

    0
    2019年06月21日

    Posted by ブクログ

    在庫切れの合間にたまたま手に入れることが出来た。都立大助教授の地位を捨て、市民の立場で長年核問題に立ち向かってきた科学者の本。癌で闘病中ベッドの上で書き上げられた本です。

    0
    2015年09月06日

    Posted by ブクログ

    1997年に環境・平和・人権の分野において「もうひとつのノーベル賞」と呼ばれるライト・ライブリフッド賞を受賞し、2000年に急逝した科学者・高木仁三郎氏が、自らの人生を振り返った自伝的著作。高木氏は、同賞の受賞直後にがんにかかっていることがわかり、死期を悟りつつ、1999年に本書を病床で書き上げたと

    0
    2016年01月16日

    Posted by ブクログ

    原子力がエネルギーとして礼賛され、商業原発が各地に設置されるにいたった時代。
    空っ風の原風景と職業的科学者という立場との葛藤。
    「市民科学者」としての半生。

    国家・電源三法による原発推進の力は、改めて文字で読むと、不気味なほど大きい。筆者が受けた嫌がらせの事実には、驚愕。それでも「市民科学者」とし

    0
    2013年01月05日

    Posted by ブクログ

    高木仁三郎の思想信条の全てに同調する者ではないが、これを読むと高木が、3.11以降に雨後の筍の如く発生したニワカ反原発とは一線を画す科学者であった事が理解できる。
    叶わぬ事ではあるが、もし今も健在であったなら、現状についてどう述べていただろうか知りたい。
    誰か天国に繋がる電話を発明して欲しい。

    0
    2012年03月12日

    Posted by ブクログ

    [内容]SBやNGOとはすこし離れてしまうかもしれませんが、純粋に面白いです。反原発の第一人者である高木仁三郎氏の自分史です。高木氏はもともと原子力関連の会社員で、核化学者に転身、しかし次第に原発に疑問を抱き、結局市民運動のリーダー的存在になりました。自分自身を常に見つめて人生を軌道修正していく筆者

    0
    2011年09月27日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    専門性を持った科学者が、狭いアカデミズムの枠を超え、市民の立場で行動することは可能なのか。
    長年にわたって核問題に取り組み、反原発運動に大きな影響を与えてきた著者が、自分史を振り返りつつ、自立した科学者として生きることの意味を問い、希望の科学としての「市民の科学」のあり方を探る。

    0
    2011年05月14日

    Posted by ブクログ

    岩波にしては珍しいと群馬大の早川先生お奨めの本。科学の中立については考えさせられる。手塚治の陽だまりの樹で軍医が負傷兵を治療するよりも、戦争に行かせない方がいいという逡巡と共通する、永遠のテーマだろう。

    0
    2020年07月27日

    Posted by ブクログ

    原発建設に躍起になっていた人は少なくとも嫌がらせの張本人だという意識をもって反省してほしい。原発や原発の廃炉の人間社会への嫌がらせは半減期を迎えることなど決してないのだから。

    0
    2011年04月25日

    Posted by ブクログ

    故高木仁三郎氏の著作です。大学を離れ、今でいうNPOで市民のための科学者として、原発反対を訴えた著者の活動と心のうちがつづられています。ご本人だけでなく、ご家族にまでいやがらせが多かったというくだりには憤りを感じました。

    0
    2009年10月04日

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