プルトニウムの恐怖

プルトニウムの恐怖

836円 (税込)

4pt

4.8

プルトニウムは、原子番号九四番の元素で、自然界には存在せず、人工的にのみ合成される。その一族プルトニウム二三九は半減期二万四一○○年の猛毒の放射性物質で、原子力発電の副産物としてできる。「人類の夢をかなえる元素」とも「悪魔の元素」ともよばれるプルトニウムにまつわる話を、巨大科学技術の問題とかかわらせながら語る。

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プルトニウムの恐怖 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月20日

    1981年に書かれた本ですが、今でも通用する内容だと思いました。
    原子力発電はクリーンエネルギーで、地球温暖化対策のためには欠かせない、と考えている人に是非とも読んで欲しいです。
    この本を読んでもなお、原子力発電を支持すると思えるなら凄いです。

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    Posted by ブクログ 2016年03月22日

    原発とはどんなものか、裏と表どちら側もことについても書いてありました。今を生きるひとりの大人として、原発社会は受け止めねばならない事実でもあるので、いくらリスクばかりが目立つ原発についてであっても、どちらか片側だけを見て判断することは、避けたいと思っていたので、そんなわたしにはちょうど良い内容の本で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月01日

    30年前に書かれた本だが、その通りの未来となり、状況も変わっていない。ただし、予想では3機稼働しているはずの再処理工場は1機も動いていない。筆者の予想を上回って、核燃料サイクルは完全に破綻している。

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    Posted by ブクログ 2017年08月17日

    チェルノブイリ原発事故も、「もんじゅ」の事故も、東海村の臨界
    事故も起こる以前。今から約30年前に書かれた作品である。

    主にスリーマイル島原発事故を中心に扱っている。掲載されている
    データは、当然ならが古くはなっているが一般原子炉、高速増殖炉
    についての解説は今でも通用するだろう。

    人類が作り出...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年04月07日

    TMIの悪夢が覚めやらぬ1981年に買ったもの。もう30年がたとうとしている。今、読んでみても名著だ。あまりに文学的な表現がそこかしこに見られるのは、著者が元文学青年だったのか。若干の反科学論的なにおいはあるが、問題提起の本として優れている。

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    Posted by ブクログ 2022年09月30日

    序盤は分かりやすくテンポの良いプルトニウムについての講義。
    中盤はどれだけプルトニウムが危険か、原発が危険かを、具体的に科学的な専門用語や数値を交えての説明。難しい。
    終盤は尻切れ蜻蛉的な纏め…

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    Posted by ブクログ 2016年12月12日

    ずいぶん昔に買った一冊。なんのために買ったかもすでに覚えていない。だけど、今こそいろんな人に読んでほしい本だと思う。この本が書かれた当時(1981年)よりプルトニウムにまつわる技術的な面はきっと進歩しているのだろう。しかし、社会はどうか。この本の後に、東海村JCO臨界事故(1999年)があり、東日本...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年07月04日

    プルトニウムの危険性を分かりやすく説明している。
    読者が、本当に分かるのかどうかは分からない。

    恐怖は、しばしば現実を見る目を曇らせるからである。
    そのとき、そのとき、本当に必要なことは、いろいろ考えられる。

    今、考えなくてはならないのは、プロトニウムを恐れることではなく、
    マスメディ...続きを読む

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