誰のための排除アート? 不寛容と自己責任論

誰のための排除アート? 不寛容と自己責任論

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4.3

寝そべれないベンチ,禁則事項だらけの公園….建築物が本来の目的外に使用されないようにする,「排除アート」.これらは公共空間が特定層に対して臨む,厳しい態度の表れである.なぜ排除アートは設置されたのか.果たしてアートと呼べるのか.その歴史・背景をひもとき,日本の公共空間づくりの問題点を浮き彫りにする.

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誰のための排除アート? 不寛容と自己責任論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年02月07日

    公園やバス停のベンチ、公共空間をよく観察すると何かの使用を禁止、または排除する意図が隠されている事が分かる。路上生活者の寝そべりを排除する突起付きのベンチ、ダンボールハウスを排除するために空間を占有するアート。誰かを排除する事はつまり私たちも不便を被る。

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    「誰にとっても不寛容な社会」

    排除アート。
    それは特定の立場の人間を排除することを目的に造られたアート(もどき)である。
    筆者は自己責任論が蔓延するこの日本社会の不寛容さについて、この排除アートなるものを元手に追及している。

    排除アート。はて、何のことやら。
    その実態は何と私たちの身近にあるもの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月06日

    街中で見られる真ん中に余計な仕切りのあるベンチ、座りにくいベンチ、地面に並べられた突起物。排除を目的としたそれらを事例を挙げながら論証する。
    想像力の欠如は思考停止を促し、誰もが不幸せになる社会を作るのだろう。

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    Posted by ブクログ 2023年01月30日

    コンパクトにまとまっているが、写真もたくさんあり分かりやすい。
    他人に不寛容な社会の行き着く先にはたどり着きたくない。

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