日本建築入門 ──近代と伝統

日本建築入門 ──近代と伝統

825円 (税込)

4pt

3.3

近代の日本建築には、「日本という国への意識」が脈々と流れている。つまり、日本の建築を見れば、「日本的なるものとは何か」というアイデンティティの問いに対峙することにもなる。オリンピック競技場、万博パヴィリオン、国会議事堂、皇居など、海外からの注目も集める国家規模のプロジェクトが計画されるたび、伊勢神宮、桂離宮などの伝統建築が再検討され、議論が重ねられてきた。本書では、建築史・建築批評の第一人者が日本のシンボリックな有名建築をとりあげ、それらの議論を詳細に追う。日本のナショナリズムとモダニズムの相克がいま蘇る!

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日本建築入門 ──近代と伝統 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年01月06日

    本来地域ごとの気候、環境に左右されるはずの建築も、近代に入ってからは主として米国主導による標準化の波に洗われることとなった。それへの抵抗として(これまでとくに意識されなかった)「伝統」が強調されるようになった。日本の近代建築はモダニズム(標準化)対伝統主義の相克としてまず規定される。

    そうすると、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月13日

    様々な切り口によって日本建築とは何かをあぶり出そうとしていて、近代以降の建築通史としてはよくまとまっていると思うが、入門と言われるとちょっととっつきにくい。前半特に「オリンピック」「万博」「メタボリズム」「岡本太郎」の章が興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2016年07月08日

    「結婚式教会」とか「新宗教と」とかおもしろかったんだけど、ちょっと話題が散らばりすぎて印象薄いかな。入門書ってそういうもんかなぁ。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年03月13日

    「日本的なるもの」に対する昭和の建築家たちの様々な意見を集約した感じの本。

    最後の方にありましたが、「歴史を学ぶのは各時代に何故その様式が生まれたかを知るためである」というのがすごく良かった☆章ごとにある建築物に対する評価がコロコロ変わるのでちょっと専門外の人にとっては分かりにくいところもあったか...続きを読む

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