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Posted by ブクログ 2010年10月19日
1999年に2050年を予測してなぜそのときにこのままだと日本が没落し、また没落しないための希望について書かれているが、2050年をまたず、現在の状況はこの本で予想されている状況に大変似通っている。
現在の日本の停滞ぶり、あるいは没落への坂を下り始めた状況の原因が何であるかを知りたい人はこうして文庫...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月13日
まず驚くのは、出版された年が今から20年以上も前にもかかわらず、現状の日本社会の問題点を的確にあぶり出したところだ。著者の森嶋通夫は、社会の土台として、人間の存在が重要だと繰り返し説くが、なかでも教育を注視する。ここを適切に修正しないと、長期的に見て日本は衰退を免れないという。
森嶋は、現代の大...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
最初の印象は、生臭い「徒然草」のようだったのだが、読み進むうちに、かなり熱を孕んだ遺言のようなものに見えてきた。
50年後の社会は、現在の小学生が官僚トップに、中学生が財界トップに、大学生が政界のドンになることを想像すれば、どの程度の社会になるのか見える・・・これは結構キビシイ見方であり、「いつの世...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月28日
あの森嶋先生が90年代末に書いた2050年を見すえた書。
正直、読後感は悪い。
森嶋先生自身、「経済学、社会学、教育学、歴史学など取り混ぜた社会科学領域での一種の学際的研究-私がかつて交響学的社会科学と呼んだもの-」を歯に衣着せぬ語り口で、日本の没落を論証している。
人口の分裂、精神・産業・金融・教...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月22日
この本のはしがきは一九九九年一月六日の日付です。
そこで森嶋さんは、日本は今危険な状態にある。日本はどうなるかと誰もがいぶかっている。わたしも本書で、照準を次の世紀の中央時点―二〇五〇年―に合わせて、そのときの暴落しているかどうかを考えることにした。
そのためには、まずなぜこんな国になったのかが明ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月30日
1999年に書かれた、経済学者である森嶋道夫氏の本。
2050年の日本を予想している。
社会は経済ではなく「人」がベースになっており、その(日本)人を分析して未来を予測することで、2050年を予測している。
「人」「精神」「金融」「産業」「教育」という観点で論を進め、最後に「解決策」を1つ提示し...続きを読む
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