花盛りの椅子

花盛りの椅子

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

傷ついた古家具には、無数の命が仕舞われている。緑生い茂る山の中、ぽつんと佇む「森野古家具店」。そこには、過去の沁みこんだ被災家具たちが、各々の物語をたずさえ集まってくるのだった――。職人見習いの「鴻池さん」が、家具に秘められた当時の記憶に触れる、感性ゆたかな連作短編集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文芸単行本
  • タイトル
    :
    花盛りの椅子
  • タイトルID
    :
    1082138
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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花盛りの椅子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    装丁に惹かれて読んでみたのが大正解。
    震災などで行き場をなくした家具をリメイクして販売する森野古家具店
    出勤するとお店の屋根がなくなっているところから始まる物語に一気に心を掴まれました。
    主人公の鴻池さんは、なんだか不思議な感覚の持ち主みたいでゾクゾクぞわぞわするオカルト寄り?なでも全然恐くはない。
    素敵に再生されていくからなのかな?
    この雰囲気、好きです。

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    古い家具を修復し、仕立て直す職人の話。災害で持ち主がいなくなった家具が多い。家具に縁がある死者が自然に近くに存在していたりする。不思議な雰囲気。

    0
    2022年10月11日

    Posted by ブクログ

    「家具は部屋の時間をその身に記憶している。生活の時間の蓄積が美しく現れている家具は、どこか清潔な気配がある」までは、ふむふむ、さくさく読んでいたが、霊的な話が展開し始めて姿勢を正してしまった。初めての作家だけど不思議な空気感漂わせている。

    0
    2022年06月26日

    Posted by ブクログ

    杉江松恋さんのツイッターで発見。
    読んでると、ちょっと不思議で静謐、おまけにフルカラーのショートムービーを見てるような感じになる。
    作者は映像作家でもあるらしい。
    大震災の経験者が出てくる。
    「巣籠り箪笥」のラストはぞわっとした。

    0
    2022年06月23日

    Posted by ブクログ

    キャラクターが良く立ち上がっていて、鴻池さんもどんな女性か想像できるし、イケメンあり、癒しキャラの社長ありです。
    ただ家具が蘇って、心温まる話で終わるわけでは無いけど、本当に日本のどこかでこういう話ありそうだなーって思えるお話です。

    0
    2022年03月19日

    Posted by ブクログ

    記憶を紡いでくれる物たちの存在。
    短編集がそれぞれの震災と当時の家具たちをテーマにしていて、どれだけ壊れても、時間が経っても、その時の使われていた様子を家具は刻んでいるんだと心温まりながらも少し悲しい物語でした。
    どれだけ廃れてもそこに存在している限り、人が忘れてしまうような長い年月を静かに語りかけているような家具たちを見て、ものを大切にしようと思えます。
    そして、古家具屋で新たな命を吹き込まれてまた誰かの元へ流れて時を刻んでいく素敵な流れだなぁと。
    しかもその家具たちからのメッセージを感じる時が、また不可思議な光景が見えたり、鴻池さんには綺麗に見えていたり不思議体験な感じが神秘的でした。

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    どこかで好評価を見かけ、調べたら著者の清水裕貴さんは写真家、グラフィックデザイナーとして活躍している方と知って興味を持ちました。
    しかし、ダメでした。
    震災などで被災した家具を仕立て直して販売する家具店の 職人見習いの女性を主人公にした連作短編集です。過去を背負った家具を相手に、ごく自然な流れでオカルト的な話に入り込んでいくのですが、どうもそれが不自然に感じられるのです。普通、もう少し驚いたり、怖れたり、原因を探ったりするでしょう。
    不思議な世界が嫌いなわけでは無いのです。梨木香歩さんの『家守奇譚』も、川上弘美さん『神様』も、小川洋子さんの『沈黙博物館』も好きです。でも、この物語には入っていけませんでした。

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ


    読書備忘録707号。
    ★★★。

    千葉県の田舎にある「森野古家具店」。
    全国から廃棄された家具を引き取り、リメイクして古家具として販売する。
    社長の森野さん独特の目利きで"これはっ!"という廃家具を見つけてくる。
    リメイクの方法が一風変わっている。箪笥を引き取ったら箪笥としてリメイクする訳ではなく、一部分だけを使って机として仕上げたりする。
    家具職人たちは、倉庫に陳列している廃家具を物色し、ピンときた家具を引き取って、リメイクして納品する。それを社長の森野さんがネットで販売する、という仕組み。

    主人公は家具職人見習いの鴻池さん(女子)。
    鳴かず飛ばずで9年。ひとつもリメイク家具を完成出来ていない。
    物語は、東日本震災や阪神大震災で廃棄された家具と向き合い、鴻池さんが目に見えない速度(笑)で、家具職人として成長としていくというもの。

    読む前は、リメイクのテクニックなど、今まで知らなかった世界に誘ってくれるものとワクワクしましたが、読んでいくうちに、災害で廃棄された家具たちが長年溜め込んできた人々の念がオカルト的に見えてしまう鴻池さんの物語であることに気づき若干興ざめしてしまいました。笑笑
    オカルトにせず、家具が語りかけてくるような描写が読みたかったぁ。

    家具のパーツ同士が組み合わされキメラのように新しい家具を完成させたり、移植手術の様にパーツを組み込まれた家具が拒絶反応を起こさない様な匠の世界を期待していた。

    まあでも読むのがしんどかった訳ではないので★3つ。個人的嗜好が合わなかっただけです。

    0
    2023年01月06日

    Posted by ブクログ

    職人見習いの鴻池さんが働く修繕工房「森野古家具店」には
    傷ついた古い家具がたくさん置かれている。
    リフォームして、新たな持ち主の元へと旅立つ。
    彼女は被災した家具から伝わることを静かに受け止める。

    「巣籠り箪笥」は少し怖いけれどエピソードに心惹かれる。
    震災のシーンを読むとき、ちょっと覚悟のようなものも必要だったけれど
    鴻池さん以外の登場人物が明るくて救われたかな。

    震災で亡くなった人たちの声はこのように
    何かの形で受け継がれ語り継がれていくのかもしれない。

    0
    2022年09月05日

    Posted by ブクログ

    古家具にまつわる怪異譚だが、主人公の語りが必ずしも信用できないこと、開示されない情報があることでミステリ的な要素も。
    作業場の奥でひっそり眠っていた被災家具が、突然ぬるっと様相を変える。呼び込んだ記憶は、思いのほか水分を含んで生臭くさえあるのに、突き放せない切迫さと愛おしさが、確かにある。

    0
    2022年06月17日

花盛りの椅子 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文芸単行本
  • タイトル
    :
    花盛りの椅子
  • タイトルID
    :
    1082138
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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