無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2022年03月28日
ゆるやかな同盟やチームは、組織が大きくなって、外の敵対勢力と必死になって戦わなければならなくなると、もっとも堅牢な芯を求めて切磋と削ぎ落しが始まる。それは組織が成長と継続を求める上での必然としての構造の純化なのかもしれない。時代の変換点にあたって、当初、頼朝の旗に集まった頭目たちは、権力構造の明確化...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月05日
大河ドラマの主人公北条義時を中心に鎌倉幕府成立前後が描かれる。頼朝の死ぐらいで源平の知識って深ぼられないのだけれど、大河の影響もあって執権政治の成立までを理解できるのはすごくいい機会だと思う。本書でも描かれているように、頼朝の死後の幕府内外の内紛が夥しく、極めて北条得宗家での支配確立までが危うい道を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月04日
ちょうど大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ているので、歴史が気になり本書を手に取った。
本書を読んではじめて、「鎌倉殿の13人」の意味がわかった。
はじめ、鎌倉幕府を創建するのに貢献した13人のことかと思っていたらそうではなく、幕府ができたあとに幕府中枢で運営していく13人のことだと知った。
と、する...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月26日
大河ドラマの予習として読んでみた。
義時以前からの院政や平家のこと、関東周辺の関係などが時系列で丁寧に説明されており、初心者にはたいへんわかりやすい。
しかし思っていた以上に目まぐるしい、激動の展開にびっくり。予習なしでドラマを楽しむのもいいけれど、知ったうえで三谷さんがどう描くのか観ていきたいか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月09日
私は大学で日本近世史を専攻している。しかし、大河ドラマを見るにあたって、北条義時に関する文献を探した。この本に出会い、もう一冊と悩んだものの、この本の筆者が専門になさっていて、さらに最新の研究が反映されていると感じた。中世の公武関係が関わる本に関しては2冊目だが、筆者は深くさまざまな関連文献を読み込...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月25日
大河ドラマで話題の人物の新書。だいたい、源頼朝の旗揚げから承久の乱の収拾までの時代を、とくに北条氏が権力を得ていく過程とともに叙述したという趣。史料から確実に言えることに叙述を絞りながら筆を進めていくというのが基本姿勢となっており、評伝的な要素は少ない。北条義時個人の人柄を云々するよりも、関東の武士...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。