作品一覧

  • 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権
    4.0
    1巻902円 (税込)
    北条義時は十八歳で突如、歴史の表舞台に立たされる。義兄の源頼朝が平家追討の兵を挙げたのだ。義時は頼朝の側近として鎌倉幕府の樹立に貢献。頼朝没後、父時政に従い比企氏ほか有力御家人を排斥する。さらには父を追放して将軍補佐の執権職を継ぎ、甥の将軍実朝と姉政子を支えて幕政を主導。後鳥羽上皇と対決した承久の乱で鎌倉勢に勝利をもたらした。公武関係の変遷を辿り、武家優位の確立を成し遂げた義時の生涯を描く。

ユーザーレビュー

  • 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権

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    鎌倉殿の13人に触発されて読んでみた第二弾。

    タイトルは「北条義時」となっているが、平家が栄える保元の乱、平治の乱から、執権を中心とした鎌倉幕府の体制が確立するまでの流れが解説されている。幕府側の視点だけでなく、朝廷内の思惑や対立についても分量が割かれており、鎌倉幕府が創設され、北条氏による執権政治が確立されるに至るまでの時代背景や人物相関への理解が深まった。

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    2024年11月03日
  • 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権

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    北条義時
    鎌倉殿を補佐した二代目執権
    著:岩田 慎平
    中公新書 2678

    華々しい時代の主役より、それを支えて堅実に生きる補佐として、義時は生きた

    伊豆の荘園を管理していた領主の息子とは思えない、すごい男なのです

    以仁王の乱より、治承・寿永の乱(源平の戦い)、承久の乱までを描くのが本書です

    本書で参照される、鎌倉幕府成立期を書いた歴史書は2つ
     吾妻鏡 初代頼朝から六代宗尊親王まで、ところどころになぜか空白がある
     愚管抄 天台僧慈円の歴史書、承久の乱までで、乱の後、一部修正が入っている

    気になったのは以下です。

    ■以仁王の乱

    保元、平治の乱にて、勝利した伊勢平氏(平清盛)は、後

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    2024年07月27日
  • 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権

    Posted by ブクログ

    ゆるやかな同盟やチームは、組織が大きくなって、外の敵対勢力と必死になって戦わなければならなくなると、もっとも堅牢な芯を求めて切磋と削ぎ落しが始まる。それは組織が成長と継続を求める上での必然としての構造の純化なのかもしれない。時代の変換点にあたって、当初、頼朝の旗に集まった頭目たちは、権力構造の明確化に向かって一人また一人と消えていく。

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    2022年03月28日
  • 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権

    Posted by ブクログ

    詳しく書かれて、人生の前後がわかります。頼朝も義時も嫡男でなくいつの間にか源氏棟梁と北条家執権になっている。

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    2022年03月12日
  • 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権

    Posted by ブクログ

    大河ドラマの予習に。義時の話にたどり着くまでに遠回りをしているが、丁寧でよい。所々理解が難しいところもあったが、私の不勉強なので大河が終わる頃にまた読みたい。

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    2022年02月22日

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