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無数のルーティンで、世界は回っている。作家と漫画家夫婦と2歳の娘がおくる、コロナ下のかけがえのない日常。長嶋有デビュー20年目の家族小説。
「途中で読むのをやめました。ひと晩で読み終わってしまうのがもったいなくて!」藤井隆さん絶賛!
2020年春、緊急事態宣言で娘の通う保育園が休園になった。あらゆるものが静止したコロナ下でも、子どもの成長は止まらない。作家の夫と漫画家の妻は、交替で育児をしながら非常時の日常を歩きはじめる――。
コロナ以後、宙ぶらりんになったままの願いや欲望を、本書が慰めてくれた気がした。 ――綿矢りささん
伝えたい気持ちと、見つけたなにかを言葉にしていくことが、一日一日を支えてくれる。 ――柴崎友香さん
不要不急の言葉で、僕の生活も止まった。この本を読んで、あの時期のごたついてた気持ちをひとつ整理してもらえた。
――藤井隆さん
Posted by ブクログ 2022年12月31日
優しい。素朴であたたかい本。
日常のほんの小さなことに目を向けて、言語化して、身近な人に共有することの大切さを実感した。
派手な生活は分かりやすく楽しいけれど、際限のない欲求に悩まされることも多くなるだろう。そして、全体として幸せ値マイナスなんてことにもなりかねない。コロナで色んなことが制限されて...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月20日
もったいなくてなかなか最後を読めなかったのだけれど、読み終えました。帯の藤井隆さんの言葉がすごくよくわかった。
人にはそれぞれの営みがあり、それは、パンデミック下という非日常でも生きている限りは続くのだ。人は変わらず生き、子供は少しずつ成長する。それらのほんの小さなことごとをつぶさに拾い上げていて、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月13日
藤井隆さんの帯文が的確すぎた。
読み始めたら1ページあたりの文字数、本の厚さでどのくらいかで読み終えてしまうのかがわかるわけだが、惜しいんだよ、これわりと早く読み終わってしまう!ということがわかるから。
微細な、というか心のひだとひだの隙間にハマるような、ふんわりと撫でられるような描写と登場人物が感...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月07日
書き続けます。明日が奈落だとしても。(p158)
コロナ禍で自宅で過ごすことが当たり前となった中で、作家(これは著者の中島さん自身かな?)と漫画家夫婦と2歳の娘との日常生活を描いた一冊(「願いのコリブリ、ロレックス」と「ルーティーンズ」の2編収録の連作短編)。親子3人のホンワカな日常を描いただけの作...続きを読む
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