刀狩り 武器を封印した民衆

刀狩り 武器を封印した民衆

1,166円 (税込)

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秀吉の刀狩りによって民衆は武装解除されたという「常識」がつくられてきたが,それは本当だろうか.調べていくと,それに反する興味ぶかい史実が次々と浮かび上がってくる.秀吉からマッカーサーまで,刀狩りの実態を検証して,武装解除された「丸腰」の民衆像から,武器を封印する新たな日本民衆像への転換を提言する.

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刀狩り 武器を封印した民衆 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    刀狩り令や廃刀令の再評価、近世における百姓の鉄砲所持の実態、GHQによる武器の没収など、読み応えのある一冊。

    江戸時代以降の日本人の武器使用自制という理解も面白い。結局、武器が人を殺すんじゃなくて人が人を殺すってことだ。憲法改正やアメリカの銃規制問題等々を考えるときにまた読みなおしたい。

    0
    2018年11月14日

    Posted by ブクログ

    近世社会で帯刀が許されたのは武士のみである。当り前過ぎることだが、「帯刀」の意味を良く知らないでいた。
    帯刀とは、大小2本の刀を差すこと、二本差しのことである。1本では帯刀とはいわない。
    やくざの渡世人は、股旅映画で長ドスという刀を差しているが、1本なので問題ないのだろう。
    庶民は短い脇差一本である

    0
    2018年08月10日

    Posted by ブクログ

    見えます見えます。

    自検段から武器を持っていたのに封印し、客分意識がいかに芽生えるかが。

    この本に載っている参考文献で面白そうなのが、塚本学「生類をめぐる政治」(平凡社ライブラリー)

    いつ読めるのやら・・・。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    秀吉の刀狩りによって民衆は武装解除されたという「常識」は本当だろうか?秀吉からマッカーサーまで、刀狩りの実態を検証して、武装解除された「丸腰」の民衆像から、武器を封印する新たな日本民衆像への転換を提言する。

    0
    2016年12月11日

    Posted by ブクログ

    「武器を捨てれば平和になる」というのは結構昔からある考えで、しかし同時に自然の驚異と戦ってきた農民にとって武装は、具体的にも抽象的にも重要な意味があった。江戸時代になって、武士が武器の使い方を忘れても、農民にとっては鉄砲も害獣を追い払う「農具」の一つであった。
    歴史の授業では通り一遍に過ぎてしまった

    0
    2016年11月09日

    Posted by ブクログ

    古本で購入。

    豊臣秀吉による刀狩りによって民衆は武装解除され、丸腰になった。
    その後の江戸時代を通じて民衆のもとに武器はなく、百姓は農具を手に一揆を起こした。
    そう信じられている。

    ところが史実はそうではない。
    刀・脇差や田畑を荒らす害鳥獣を追い払うための鉄砲が、各地の村々には大量にあったという

    0
    2013年08月31日

    Posted by ブクログ

    本書は日本の歴史上の三つの刀狩り(秀吉の刀狩り、明治の廃刀令、占領軍による武装解除)を取り上げている。
    定説では豊臣秀吉により刀狩りが行われ民衆の武装解除が進められたと思われているが実態は使用の制限であり所持は許されていたという(狙いは身分制の確立と私闘の制限にあった)。本書によると武装解除が図ら

    0
    2012年01月03日

    Posted by ブクログ

    秀吉の刀狩り以降、丸腰の庶民観が世の中で広く受け入れられている一方で、刀狩りに対する研究・検証はほとんどなされていなかった。その中で、著者は近世以降の日本の庶民の武装と政治権力の政策に注目し、日本の庶民は丸腰だったのか、日本の武器はどのように推移していったのかを明らかにしていく。
    研究材料というだけ

    0
    2011年05月26日

    Posted by ブクログ

    鉄砲伝来の時代から、日本人は銃に対するためらいがあったらしい。
    銃社会にならなかったのは、統治者による配慮よりも民衆側からの配慮が強かったかもしれないという考察の本

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    武器の一掃と思っていたけど、その実、所持、帯刀、使用の権利があり、地域の違いなど指摘されてみればおかしいと思うものでも漠と信じ込んでいるものがたくさんあるもんだ。

    0
    2021年02月12日

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