黎明に叛くもの

黎明に叛くもの

1,047円 (税込)

5pt

4.3

ペルシャ由来の暗殺法を伝える山で刺客として育てられた美貌の稚児。志を胸に山を下りた少年は、長じて松永久秀と名乗り、京を手中に収める。織田信長より過激、斎藤道三よりしたたか――戦国一婆娑羅な悪党は、妖しの法を自在にあやつり、信玄、謙信、光秀はじめ群雄たちを翻弄する。虚と実の狭間に屹立する異形の戦国史。

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黎明に叛くもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年05月24日

    松永久秀のかわいいことかわいいこと。
    傀儡・果心との掛け合いや、兄・庄五郎への親愛、信長への憎しみと嫉妬。
    外道の術を扱い、節々で人外らしい評価を得ているのに、その実、誰よりも人間臭い感情を秘めているその葛藤ぶりには、ときめかずにはいられない。
    あの時代、既存概念をひっくり返したという意味では誰にも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月03日

    松永久秀主役の時代物作品。フィクションの要素が高めですが、後の反逆者となる明智光秀との交流も描かれている、興味深い作品であります。私の創作にもかなり影響を与えているかと。描写も凄まじくて何度読んでも読み切れない感覚に悶えながらも奮闘中です。癖になる一作です。

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    Posted by ブクログ 2009年10月13日

    魔性の果心居士・松永久秀。翻弄される?光秀、信玄、謙信。そして日輪たる信長。
    久秀と斎藤道三、光秀と帰蝶の関係がたまらない。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     果心居士という日本史のなかで特異な人物と松永久秀、斉藤道三を「破山の法」をキーワードに結びつけているあたりは、史料の読み込みが凄まじく。その圧倒的な知識量に頭が下がる。
     歴史物でありながら、ファンタジーの要素があり、著者自身が巻末で語っているが、司馬遼太郎「国盗り物語」のオマージュ的作品。
     扱...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    なんとなく歴史ものかな、と手にとってみてびっくり。伝奇小説だった。これでもか!というくらい妖しげで、新鮮で面白かった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年04月02日

    松永久秀主人公の伝奇小説。脇役として斎藤道三、果心(居士)、明智光秀、織田信長が多く出てくる。
    特に道三は久秀の兄弟子という設定で、久秀にとっては大事な存在になっている。子供時分に久秀と天下を二分しようと約束し、互いの道を行くようになる。
    また光秀も光秀を通しての久秀、道三を見せてくれる役割としてよ...続きを読む

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