イギリス1960年代 ビートルズからサッチャーへ

イギリス1960年代 ビートルズからサッチャーへ

946円 (税込)

4pt

4.6

第2次世界大戦後のベビーブームを背景に、若者文化が花開いた1960年代。中心にはビートルズが存在し、彼らの音楽・言動は世界に大きな衝撃を与えた。他方、サッチャー流の新自由主義も実はこの時代に胚胎した。今なお影響を与え続ける若者文化と新自由主義の象徴は、なぜイギリスで生まれたか――。本書は、ファッション、アートなどの百花繚乱、激動の社会とその反動を紹介し、1960s Britainの全貌を描く。

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イギリス1960年代 ビートルズからサッチャーへ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2章冒頭での著者のビートルズへの『信仰告白』にクスリとしながらも、『許容の60年代があった故に80年代のサッチャリズムを生み出した』という著者の主張が丁寧に紐解かれていく構成でイギリスの現代史への洞察がより深まった気がする。
    特に『許容への批判』のモラリズムが、サッチャーのへの追い風になったという点

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    1960年代を舞台にビートルズのブレイクがマーガレット・サッチャーの登場の下地をつくったという、一瞬、エッ?な論考です。しかし、このロジックは一度、体験したことがあるような気がします。それはミチコ・カクタニの「真実の終わり」で語られていたポストモダンの多元化した文化を許容する社会の実現がトランプ主義

    0
    2021年08月08日

    Posted by ブクログ

    イギリス・アイルランド史の専門家による1960年代論。前半ではビートルズを中心とする文化革命とこれらに寛容な「許容する社会」、後半では「許容」に対する反発として台頭したモラリズムが紹介される。

    個人的には、『チャタレイ夫人の恋人』からロックまで新たな動きを何でもかんでも繰り返し批判し、「モラリズム

    0
    2021年05月31日

    Posted by ブクログ

    1960年代の英国史。ビートルズが活躍し若者文化が花開いた1960年代から、1970年代のサッチャリズムに移行していった過程を描写している。
    著者の仮説は以下の3点:
    ①大衆消費を基盤とする1960年代の文化革命の経験が、サッチャリズムの描くポピュラー・キャピタリズムの夢に惹かれる個人主義的な国民を

    0
    2021年08月21日

    Posted by ブクログ

    イギリスは1960年代物質的豊かさが大衆にまで一通り行き渡った事もあり、文化革命とも呼びうる動きが起きた。その象徴はビートルズであり、007であり、ヴィダル・サスーンであった。

    一方では大衆文化の拡大は個人主義的思考、そしてその思考を許容する社会を生み出し、それまでのイギリスでは生まれるべくもなか

    0
    2021年06月20日

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