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———思考の量が多ければ多いほど、口に出そうとすると、全部喉のあたりでこんがらがって、「言葉」になれない感情たちが涙になって逃げようとする
皆さんは、誰かに謝りたいとき、こんな気持ちになったことはありませんか?
私はこの一文を読んだときに、「分かる…分かりすぎる…!!!」と心の中で叫びました。
阿賀沢紅茶先生のデビュー作である『氷の城壁』は、なんといっても悩みや葛藤の描写が圧倒的に丁寧。人に距離を詰められると、壁を作ってしまう“こゆん”こと氷川小雪を中心に、
登場人物全員が悩みや自己嫌悪を抱えながら、人との関わりやぶつかり合いを通して変わったり、自分の価値観を再認識していったりする物語です。
思わず涙してしまうような葛藤シーンも高校生らしい「キュンッ!」な恋愛シーンも全部詰まった『氷の城壁』。
ただの青春漫画と思うなかれ!
いじられているっていう状況、すごく難しいだろうなって思います。こゆんは、ひとつひとつを真正面から捉えて流せないタイプだし、難しいなって思います。
五十嵐くん、こゆんのこと好きな割にこゆんの好きなことを理解する気がゼロ過ぎて…
ようやく自己紹介した湊くんも、こゆんからすると距離の取り方で警戒対象みたいな感じになってしまい…
続きが気になります。
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