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高雛なつおは、自らをβと偽り生きるΩ。大企業東ヶ崎グループの秘書採用面接に向かう途中に突然の発情を起こし、居合わせたβ男性に襲われかけるというピンチに陥ります。
しかし、間一髪でピンチを救ったのは超ハイスペックなαの双子、東ヶ崎侑也と智也でした。
なつおは双子と激しく惹かれ合い、その強烈な感覚から彼らのどちらかが『運命の番』であると気付きます。
しかし、果たしてどちらが本当の『運命の番』なのか―――
はい、全員顔がいい!
いや、顔がね、いいんですよ…。
受けのなつおの美しさたるや。疲れて眠るなつおを侑也と智也が眺めるシーンを見てください。
…美ッ!
しかも、攻めに至ってはひとりだって相当な威力なのに、双子ですからね。
これにより攻撃力は2倍に!スゴイぞー!カッコいいぞー!!ふはははは!!
~~~間~~~
この作品は運命の番との出会いを描いたストーリーですが、相手が双子ということはどちらかは運命の番ではないんですよね…。
でも、そんなことは関係なく侑也と智也はなつおに優しい。
第二の性のことでこれまでいいことがなかったなつおは、Ωであることに悩み、周囲の人間を信用しきれずにいました。そんななつおが徐々に二人に心を開いていく様子がよきです。
ここ、すごいすきだなと思ったんですが、なんというか、双子たちは無理になつおの心の壁を越えてくる感じではないんです。
その壁に寄り添って、なつおの方から扉を開けてくれるのを待っている、という感じなんです。
この尊さ、みなさんにも伝わりますよね…。
このよさ、みなさんにも是非読んで体感していただきたい…。
オススメです!