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Posted by ブクログ
京浜急行を舞台にした小説ということで、京急百貨店で平積みになっていたので思わず衝動買いしてしました。
姫野カオルコ先生の著作は初めて手に取ったのですが、劇的なストーリー展開があるわけでもなく、登場人物の激しい内面の葛藤があるわけでもなく、ただの日常を描いているのに、その心理描写が絶妙です。
いつの間にか自分の経験とも重ね合わせてしまい、とても共感しながら、春風のように心の中をさーっと作品が駆け抜けていきました。
読み終えたあとに、じんわりと心に残ります。
姫野カオルコ先生の作品に出会えたことに感謝です。
短編小説3編から成り立っている本ですが、ほかの著書も是非読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
読み始めはいまいち・・・ と思った。 でもだんだんよくなった。何も起こらない、というか、起こってるけど、起こってない。そんな小説は好きです。
コタツに入ってテレビを見る。ただそれだけに幸福を感じる。それってとっても素敵だなと思った。そして、それを感じて、なんとなく察して、自然に一緒にやってくれる男性に、そんな人に、出会いたいものです。
二つめの『お午後お紅茶』どんな話かと思いきや、うーん。最後まで!でも、小説としてうまいなぁと思った。この本の中で一番良かったのは、『魚のスープ』
姫野カオルコ、大人だな。この、なんだか微妙な短編集は、とっても微妙で。ラストもなんだか微妙で。でも、それが、真実っぽくて良い。かな。
Posted by ブクログ
この人の作品もまだ一部しか読んでないな。直木賞候補にもなった『ツ・イ・ラ・ク』はビックリするほどに面白かったけど、他の作品は結構揺れがあって好き嫌いが分かれる。
地味に女に持てる製薬会社の課長と板前志望の女の子の不思議なデートを描く表題作、こじゃれ感を装ったものを憎む美容師小林君のタタカイ「お午後のお紅茶」、学生時代の女友達の招待で妻とスウェーデンへ行くことになった男の物語「魚のスープ」、以上の3篇が収められている。
痛快なのは「お午後のお紅茶」。小林君が勤める青山の美容院そばのレストランが標的となるのだが、いかにも「おしゃれでしょ」って感じの店で女主人は偉そうでしかも味付けは濃いし、なんか押し付けがましい!!わかるわー。なんか許せないんだよ、演出がミエミエなかんじとか。しかも店の名前は「ポプリ」だ。勘弁して欲しいわ。読みながら小林君とともに憤ってしまう作品。石田衣良の解説もGood.
Posted by ブクログ
最近、新書や対談ばかり読んでるから、小説サイドにズレたい感覚から、女性作家の短編という、読みやすそうな着地点へ。しかし、40のオッサンが、恋と名の付く、カオルコと名乗る人の本を電車で読む勇気をわかって欲しい。
姫野カオルコの本は、「リアル・シンデレラ」以来。短編は初。
なんて言うんだろう、気持ちの良い読後感。
アッパーでもダウナーでもない、ニュートラルって気持ち良いよねー、って感じ。恋だからって別に燃え上がらなくても良いし性行為の描写が無くても良いやん、バックバク心臓打たんでも燃え上がるほどヒート!しなくても良いやーん、って感じ。
女性作家が書いた、村上春樹短編的な?違うかな。
恋とか性に対しての距離感が春樹っぽい気がします。いわゆるデタッチメントってのは違うけど、それは恋とか性に対する基本的なスタンスとかベクトルの男性/女性の差なのかな。距離は同じでも距離感は違うというか。
こういう作品に対して、男女で読後の感想を語り合ってみたいです。
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小説・文芸
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