夏の陰

夏の陰

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

実力を持ちながら、公式戦を避けてきた岳。父が殺人を犯し隠れるように生きる岳は、一度だけ全日本剣道選手権に出場する。立ちはだかったのは、父が殺した男の息子だった――圧倒的筆致で描く罪と赦しの物語

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    夏の陰
  • タイトルID
    :
    20044226
  • 電子版発売日
    :
    2022年04月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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夏の陰 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こちらのアプリが履歴を見ておすすめしてくれたので読みました。岩井先生は初読です。

    結論からいうと、面白くて一気読みでした。被害者の息子と加害者の息子の両面から描くことで、どちらの苦悩にも思いを馳せることができました。
    事件の真相が段々と明らかになりますが、最後まで読むと様々なことが腑に落ちます。

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    加害者の子と被害者の子。
    二人に降りかかる出来事がどうしようもなく理不尽で辛い。
    孤独と虚しさと憎しみに蝕まれながらも、剣の道に生きる二人の邂逅に引き込まれた。
    最後は思わず涙した。

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    殺人事件の犯人の息子岳と、被害者の息子和馬、世間に冷たい目にさらされて成長してきた二人が、同じ剣道に生きがいを見出していくという作品で、なかなか良かった。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    --------------------------
    殺人犯の息子
    vs被害者の息子

    剣道を介して出会ってしまった岳と和馬。
    ラスト2ページで必ず涙する、罪と赦しの物語!!
    -------------------------
    岩井さん4作品目です。
    突き抜けた落差が激しい(心が揺れる)のは「文身」が一番でしたが、私は本書も好きでした。

    被害者と加害者の家族。
    どうしたって切れない縁。
    だけど、「その日」を境に決定的になる。
    それを著者は本書のなかで、
    自分に名札が付く日と表現していました。

    たらればが溢れて、
    当人たちの気持ちなんて関係なく、
    周囲は騒ぎたて、
    嫌な目で見たり、誹謗中傷したり、
    怖がって近寄らない人も。

    だけど、
    家族は家族、
    自分は自分で。

    死ぬまで囚われ続けるのか。

    どうしようもない父に暴力を振るわれ、
    家庭をめちゃくちゃに破壊された岳。
    立てこもり事件に駆け付けた機動隊として、
    殉職した父を持つ和馬。

    和馬の父を殺したのは、岳の父。

    人の気持ちや感情は、
    正論では片づけられない。

    何とも言えない気持ちでしたが、
    読後は良かったです。

    お互いずれてたフォーカスが合った瞬間、
    二人の青年の未来が見えたような気がしました。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    加害者の家族、被害者の家族。それぞれ違うはずなのに、どちらも生きづらさを感じる。どちらも過去に囚われてしまう。

    0
    2023年06月04日

    Posted by ブクログ

    父親を殺害された和真とその犯人の息子の岳。犯人とその家族に憎しみを抱く和真。剣道にその憎しみをぶつけるように生きている和真と生きている資格がないと思いながら剣道をする岳。何のために剣道をするのか、生きているのか。この思いを抱えた先にあるのは何か。二人の思いは違えど抱えてる痛みや苦しみはどこか似ていてだから理解し合えない。その二人が交わる終盤の展開と剣道の試合の描写はなかなか圧巻でそれまでの二人の人生がそこに凝縮されている。著者の作品はまだ数作しか読んでないけれど読むほどにハマっていく面白さがある。

    0
    2022年05月20日

    Posted by ブクログ

    3年前に刊行された単行本に加筆修正した文庫版。単行本は未読なので詳細は不明だ。
    殺人者の父親を持つ岳と、父親を殺された和馬。加害者の家族と被害者の家族という違いはあるが、2人には共通点があった。その象徴として剣道がある。
    本書は父親を失った家族の物語、少年の成長譚、贖罪の行方など様々な読み方ができるが、ぼくは本作を“ハードボイルド”と捉えた。ミステリーの1ジャンルではない。男の生き様の話だ。人はいかに生きるのかという話なのだ。

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    【第一章 竹の檻】

    「今までずっと、息を殺して生きてきた。あまりにも息を殺す時間が長かったせいで、呼吸の仕方を忘れてしまった。」

    十五年前、ギャンブルと酒に溺れた父親が小学生の息子・岳を人質に立て篭り、岳を助けようとした警察官を銃で殺してしまった。殺人犯となった父親はその場で自殺する。
    殺人犯の息子となった岳。その日から、「日なたに出ることは許されない」と 息を潜め生きてきた。

    そんな岳を救ってくれたのは 剣道との出会いだった。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    【第二章 父の眼】

    「強くなければ、生き残ることはできない。強くなければ、何も守れない。誰かに殺されないよう…」

    小学生の時、警察官の父親が 立て篭り犯の銃に撃たれて死んだ。何故、父だったのか。何故、何も持たず少年を助けに飛び出したのか。

    被害者の息子として 時に腫れ物を触るように扱われ、笑うことすら許されず…。

    父に教わった剣道で強くなることだけが、和真の心の拠り所となった。

    しかし、あの日 出会ってしまった。
    犯人の息子に…。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    【第三章 陰の絆】

    -自分が誰よりも不幸だと思っているのか?
    -絶望しているのはお前ひとりじゃないんだよ

    俺たちはもう、明るい場所に出ていい。

    全日本選手権予選、剣を交えて二人の思いは交差する。

    その先にあるのは陰か、光か。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    ずっとレビュー書けずにいた作品です。
    んー、いまいち刺さらずに 何を書いていいかわからなかったんです。

    原因は被害者の息子である和真を、私が好きになれなかったこと。もちろん私の家族が誰かに理不尽な殺された経験などなく、被害者家族の気持ちは想像も出来ません。なので勝手な印象でしかないのですが、「和真の感情の持ち方、 ちょっと子供すぎんか?」と思ってしまったんですね。『加害者家族が苛烈な目に遭うのは当たり前。だって加害者の家族なんだから』と、大人になっても本気で思ってるのが どうしても受け入れられなくて…。

    しかし、先日「ふたりの読書会」を読み終えて、と言うか読んでる最中に何度も思ったんですね。「被害者家族目線でこれを読んだ時に どう思うのか…」と。きっときっと、なんだろ、上手くいえないけど、複雑な感情になると思ったんですよ。

    で、和真のことを思いました。そうね。尊敬する父親がめちゃくちゃ理不尽に殺されて、しかも犯人は罪を償うこともなく死んじゃって。誰を恨めばいいんだと。怒りは怒りとして持ちながら それでも何とかそんな気持ちに折り合いをつけて生きていたのに、突然に犯人の息子と対面しちゃって、今までの気持ちが爆発するのも無理ないかと。

    こんなことを考えさせてくれた「ふたりの読書
    会」に感謝です。(ん?どっちのレビューだ?)

    でも星は3なのね。
    いやさー、被害者家族と加害者家族の物語を このページ数(300ページない)で語るって、無理ない?
    あと、こんなに和真のことを語っておいて何だけど、やっぱり好きではない笑

    それでも犯人の息子の岳の章は、本当にかわいそうすぎて辛すぎましたが( •̥-•̥ ) こんな終わってる人生ある?! この先に岳が心から笑える日がありますようにと願わずにはいられないっ!!

    エピローグにはじんわりくる驚きがありましたが、二人を想うとなんとも切ない。

    0
    2026年10月20日

    Posted by ブクログ

    主人公の2人やそれを取り巻く大人たち、従姉妹、周囲の人を含めて変な人しかおらず納得できない小説でした。どうして親が殺人犯ということでそこまで卑屈にならなければならないのでしょう。血の繋がりがあるのだから容貌や気質など似たところはあるでしょうが人格は別。さっさと知る人のいない東京にでも行って堂々と次の人生を歩むべきです。また、被害者が犯人の家族を憎む気持ちは分かりますがその考え方が明らかに行き過ぎ。当時小学生の犯人の子供に親の犯行の謝罪を求める権利などありません。だけど柴田は違います。年齢がいけば別ですが、子供の犯した罪は親も共同で責任を感じる必要はあるでしょう。もっともそれにも限度はあると思いますが。試合後の行動も理解し難く、エピローグも一番大きな伏線の回収を最後に持ってきたのでしょうが私にはわざとらしく思いました。

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    読みやすく一気に読めた。
    対極的な2人の感情のぶつかりが剣道を以て語られている。2人の感情は決して交われることができないと思う。

    0
    2024年09月27日

夏の陰 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    夏の陰
  • タイトルID
    :
    20044226
  • 電子版発売日
    :
    2022年04月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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