マッキンゼー・アンド・カンパニーの作品一覧
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の「企業価値評価 第7版」「企業価値評価 第6版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の「企業価値評価 第7版」「企業価値評価 第6版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
Posted by ブクログ
ー 業績管理に成功する企業は、組織全体に企業価値創造志向が浸透している。全階層の社員が、企業価値創造の原則を理解し、その重要性を認識し、事業価値への影響をもとに判断を下す。これは、経営者が、常に企業価値創造を重視することの重要性を訴え、価値創造を理解する能力を養い、価値創造を報酬にリンクさせているからである。もし、経営トップが短期的な利益目標の達成を優先して、定期的に研究開発費用、広告宣伝費、人材育成費の削減を求めたら、中間管理層は長期的な価値創造に対する意識がなくなってしまうだろう。経営者のリーダシップがなければ、業績管理システムを成功に導くことはできない。 ー
企業価値評価、というのは単にM&Aの道具の話ではなく、「企業の価値をいかに上げていくのか」という本質な問いから議論しているので、非常に勉強になる。これは、読んで良かったなぁ。長いけど。
Posted by ブクログ
ー 本書では、企業の価値をいかに測定し、いかに管理するかについて述べる。企業がより速く成長し、より多くの資本をより高い収益率で運用するほど、価値創造も大きくなる。つまり、価値創造の大きさは、企業の成長率とROIC資本コストをどれだけ上回るかの組み合わせによって決まる。キャッシュフローを生み出さない活動は価値を生むことはなく、その中にはキャッシュフローが帰属する所有者の変化や、キャッシュフローが変わることなく会計的な利益の計上時期が変わる会計操作などが含まれる。
この価値創造の原則は、事業戦略の要である競争優位性と結びついている。企業は明確に定義された競争優位性がなければ、高い成長とROICを持続できないのである。また、持続的な価値創造には、社会、環境、技術や規制などの動向を幅広く考慮した長期的な努力が必要であるという見解を、この価値創造の原則に追加しておきたい。
競争環境の中でやがて競争優位性は失われ、 ROICも逓減する。したがって、長期的に企業価値を創造するためには、新たな競争優位性をつくり続ける必要がある。そのためには、経営者は、長期的に真の価値を生み出すことを犠牲にさせ、見せかけの価値をすぐに生み出す行動をとるよう求めるプレッシャーと戦わなければならない。 株主にとっての価値創造とは、たとえば四半期ごとにアナリストが予想する翌期の利益を達成することではない。また、環境汚染の除去や将来の環境規制を満たすための工場改修実施するといった、将来生じるかもしれない大きなコストを抑制するために、今の段階で意思決定したことの効果を無視することでもない。価値創造とは、短期的な業績と、何十年も先まで価値を生み出し続ける健全な企業をつくるための取り組みを両立させることであり、それは決して容易ではない。 ー
企業の価値について本質的な議論がなされていて勉強になる。
Posted by ブクログ
企業価値評価の名著
メモ
・競争優位性の源泉
価格プレミアム
革新的な製品 模倣困難性・特許
クオリティ 他に勝る品質の違い
ブランド
顧客囲い込み
合理的な価格形成
コスト資本効率性
革新的な事業運営方法 模倣困難性
独自リソース 独自アクセスなどの優位性
規模経済 効率性
拡張性 わずかな限界費用による追加獲得
・一般的に次の技術革新でとって変われるような一時的な技術優位性よりブランドやクオリティから生じる価格優位性と拡張性によるコスト優位性の方が長く維持される傾向
・成長タイプごとの企業価値
新製品開発を通じた新市場創出
製品を多く買うよう既存顧客誘導
市場への新たな顧客をひきつけ
→いかに市場を拡大するか・創出するか
・売り上げ成長の大部分は市場成長に依存
成長戦略の成功失敗は、競合の対抗手段の容易性による
ボルトオン買収は有効、技術革新も有効
Posted by ブクログ
孫正義、柳井正、カルロス・ゴーンをはじめ、ボビー・バレンタインや岡田武史など著名人から日本の将来についての熱い提言集
震災前から企画されていたらしく、幅広く日本の将来について語られている
正反対な意見同士もあえてそのまま載せられており、良し悪しは読む側に委ねられているのが面白い。
「海外志向を持つこと」「女性をもっと採用すること」が共通してよく出ていた提言。
・政府が正しい対応をしない場合、事業者が率先して必要なサービスを提供すべきであるという新しい発想(セブンイレブン・ローソン)
・日本でダイバーシティを推し進めるならばもっと女性を採用すること
・日本企業の多くは「最高財務責任者(CFO)」がいない
・時間をかけてビジョンを作り、それをシンプルに説明し、人々にとって意味のあるものにするべし
→資生堂「日本をオリジン(起源)とし、アジアを代表するグローバルプレイヤーになる」
・日本国民の貯蓄は「郵便貯金」などに預けれられていたため国内外を問わず新しいエネルギーには流れなかった
・以前の取締役会:社員が入念に準備した資料を40分かけて読み、その後10分コメントを述べる
現在の取締役会:会議前に十分に資料を読み込んでおき、会議はほとんどディスカッション(資生堂)
・海外経験は上級幹部職を目指す人材の必須条件(P&G)
・新規開発案件で社外の企業や提携先が何らかの形で参加しているのがほとんど(コネクト&デベロップ<P&G>)
→競合、消費者、起業家、学術機関、発明家と幅広い
・少子高齢化を世界で最初に迎える日本は、「介護ビジネス」のノウハウを得る事で世界から必要とされる国になる(島耕作作者 弘兼憲史)
・孤独な育児が2人目の出産意欲をなくす(小室淑恵)
・人間開発指数(HDI)8位、女性活躍度指数(GEM)59位
→これだけの差がある国は先進国では他にない
→女性の潜在労働力を使えていない
・「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ」:リクルート社スローガン
・「クールジャパン」クールを自称する経済産業省はまるでテティーンエイジャーの娘の友だちに受け入れてもらおうとして
彼らのスラングをでたらめに使う中年の父親のように浮いてしまう
→クリエイティブツーリズム(技術への情熱)を日本の新たなブランドにすべし(クリストファーグレイブス)
・フォードストーリー(HP)はお手本サイト
→アクセスしたファンが刺激を受けて自分のストーリーを語りだし、自分でもコンテンツを創造し始めるサイト
→人口統計に基づく顧客層やグループの設定に加えて、消費者自らの情熱からつながりが生まれているオンライン上のグループにも注目すべき
・俵屋の精神は300年変わらないが、その精神を受け継ぐためにスタイルは変えていかないといけない(京都 俵屋旅館 11台目女将佐藤さん)
→伊勢神宮が20年ごとに建て替えられるのと同じ
→宮崎駿:広重が使ったプルシャンブルーを用いて、神道の教えを取り入れてアニメ映画を制作した
・グローバル化という均質な時代だからこそ、ローカルであることが新しい、特別な力を持つようになった
・「アウトサイド・イン」思考でイノベーションの成長を促す