岡田芳朗の作品一覧
「岡田芳朗」の「改訂新版 旧暦読本」「季節と出合う 俳句七十二候」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「岡田芳朗」の「改訂新版 旧暦読本」「季節と出合う 俳句七十二候」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者は、日本史、殊に暦についてを専門にしてきた人だという。
プロフィルによると、その道に進んだきっかけは、神武天皇の紀元の計算方法に疑問を持ったことだそうだ。
本書第二章にも、その話が出てくる。
ここか一番、目からウロコの話だった。
聖徳太子は、隋と対等な国交関係を築こうとして、中国で権威のあった「讖緯説」により建国の年代を定めた。
まだ若い国家だとして軽視されないよう、後漢の鄭玄の説に則り、当時(推古天皇九年)から、1260年遡ったところを神武天皇の建国と定めた、というのだ。
そのために、当時残っている伝承と整合的な説明が出来ず、国史の編纂者たちは混乱して、天皇をやたらに長寿することでつじ