石橋典子の作品一覧
「石橋典子」の「エネルギー・バンパイア」「「仕舞」としての呆け」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
私自身、独り身であるため、面白そうな本だと思い購入しました。
筆者は現在、本の出版以外でもラジオ番組で放送したりと活躍されています。以前はカウンセラーも行っていたようです。この本では、他人と暮らすよりも一人で暮らした方がよいと思っていることを分かりやすく教えてくれます。
〇筆者が人と暮らせない理由を述べています。
1.イビキ
女性であるが、イビキの音が大きいようです。アプリでその音を聞いたところ、「私は喉に怪物を飼っているのだろうか?」(94P)と思ったようです。この音を他人に聞かせたくないということでした。
2.音
音がストレスとなるということです。夫が遅くに帰って来て鍵の音が気になったということでした。他にも人の足音、声、息遣いなども気になるということです。(80P)
私も音にはかなり敏感な性質を持っています。そのため、筆者のセリフが身につまされます。映画館や新幹線の中でスーパーの袋のカシャカシャという音は特に苦手です。
では息子さんとの暮らしはどうだったのかと言えば、現在、息子さんとは別居していて、息子さんが東京に戻って来た際にはホテルに宿泊し、お母さんの負担とならないよう気遣っているようです。
そのような息子さんをお母さんは「自分で産んだからか、私は息子のことを自分の次に信頼している。お互いに良き理解者で何でも話せる間柄だ」(83P)と言っています。どうか息子さんと末永く良い関係であって欲しいと思いました。
Lineのやり取りが面倒で別れた彼氏がいたようです。メッセージが多い人や長文送ってくる人も無理でスタンプやアイコンや絵文字のセンスが合わない人も別れているようです。なお、グループlineにはなるべく入らないようにしているということです。その理由として、時間とエネルギーを多く取られることから「個」を大切にしたいということでした。(130P~133P)Lineなどのやり取りが面倒ということは多くの方に共通する悩みかもしれません。
筆者は、一人暮らしに向いている人として、
・やりたいことや好きなことがあって、それに集中したい人
・推し活をする人
などを挙げています。(106P)
また、一人暮らしは(コスパは悪いものの)メリットとしては、以下のものを挙げています。(182P)
・マイペースに生活できる
・自由を確保できる
・人に気を遣わなくて済む
・超快適
〇死についても書かれています。
「死ぬ瞬間、誰かに見守られて死にたいか?と考えると、もちろん家族とか大切な友達とかには会いたいけど、相手に無理はさせたくないなあと思うし、どちらかというとひとりで死にたいかも、と思った(突然死ではない場合)。」(212P)
私はこれを読んで、人は誰かに見守られて死ぬことがよいのか(理想的なのか)人知れず死ぬことがよいのか決めかねています。
〇社会との関わり方についても書かれています。
「子どもが生まれると、ママ社会で生きていくことになる。それまで営業職でバリバリ仕事をしていた私にとっては、何となく自分のいる世界が偏っている気がしていた。離婚してからのほうが、人間関係が広がったと感じている。」(215P)
ママ社会を窮屈だと感じ、離婚してからノビノビと暮らしている様子が窺えます。
〇彼氏又は夫との過ごし方を語っている部分が率直でとても好感が持てました。(特に女性はこの手の話を避ける傾向があると思っていたからです)
好意を持っている男女間では、自然と性行為が行われます。そのことを「あれ」と言い
「(略)必ず帰る彼とのあれは、寝室でするより他の場所が良かった。ひとり暮らしをしている私にとって寝室は、「聖域」だからだ。というわけで、私はそういう雰囲気になったら、何となく寝室でない場所に誘導していた。」(77P)
「デートで「ホテルに一泊」というのもある。自分より年上の相手の場合に、このスタイルが多かった気がする。どこかで食事して、もう一軒くらい行って、そのあとホテルという流れが一般的。私の性格では「どうせするのにまどろっこしいな」と思っていた。」(88P)
付き合っている男女間であれば、愛の行為を自然と行いますが、その愛の行為についても率直に(ストレートに)教えてくれています。
私はR5に両親がこの世に居なくなり、ひしひしと孤独を感じ始めたタイミングでこの本を手に取りました。この本は自分のこれからの人生を考える良い契機となりました。
この本は、一人暮らしをしている方やこれからパートナーを見付けて一緒に生活を始めようとしている方などにとても参考となる本であると思い、お薦めします。
この本の筆者である石橋典子さんと出版社のみなさまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
Posted by ブクログ
不登校に興味があり、この本を読みました。この本を読んで学校に行くこと(登校すること)だけが良いということではないということがよく分かりました。
筆者の石橋典子さんも息子さんが不登校で苦労した経験があり、そのことも踏まえてカウンセラーとして、この本で二人のお母さんにアドバイスしています。
二つの実例がありました。一つ目の事例は息子さんが「OD(起立性調節障害)」という病気になっており、二つ目の事例は娘さんが「過敏性腸症候群」になっているというものでした。それぞれの事例で筆者がお母さんにアドバイスした内容では、二つのポイントがあると思いました。(50P)
1.子どもが朝、起きてこれず学校に行けなくなった際には「観察日記」というものを付けて、子どもの状態を客観的に把握することが有益という内容
2.お子さんに学校へ行って欲しいというのは、親が安心したいためであり、親のエゴではないかという内容
1について、観察日記に親が「今日も起きてこない」などの失望の気持ちを書くのではなく、「起床:〇時」など淡々と客観的に書くようにアドバイスしています。(48P)
2について、お母さんが「大学へ行って良い会社に入って幸せになって欲しい」と言うと、筆者は「幸せになることが必ずしも、良い大学に入って良い会社に就職することではないと思っています。」と返しています。(153P)
また「学校に行かなくても、親が子どもに教えられることはたくさんあります。生きていくには勉強以外にもたくさん大切なことがあると、まずお母さんがきづいてください。」私も同じ思いです。
そして、筆者が産んだときのことを思い出してもらいました。(155P)
お母さんは「生まれてきてくれて嬉しかった。この子に幸せになってほしいと願いました。」と答え、そして筆者は「生きていてくれるだけで充分というところに立ち戻って、いまできることから始めてみませんか」と提案します。
そのことでお母さんは娘さんがしているTⅰKTOKを共通の話題として打ち解けるようになりました。
また、筆者の息子さんが在籍した渋谷区立上原中学校時代の担任の板垣先生のインタビュー記事も載っていました。(188P)
私が感動したのは、不登校の生徒のため校長先生、学年主任の先生、板垣先生が筆者の家を訪問して、自宅で卒業式をしたということです。今もそこまでの労力と時間を取ってくれる学校関係者がいることを知って嬉しくなりました
この本は子どもが不登校となっている方にとても参考となる本だと思いましたので、お薦めします。
この本を書かれた筆者と出版社の方に心より感謝申し上げます。
拙いブログをお読みいただきありがとうございました。
Posted by ブクログ
精神科の看護師として長く臨床を経験した著者。「認知症」の方々と多く関わり合うようになって、そこから学んだことは「仕舞」ということ。
人生は誰でもいつか「死」をもって閉じられる。その前に、自分の飾らない姿にて人生の舞台を舞い始めるのではないでしょうか。
そして、その中で私たちは不安を感じさせず、安心した環境の中で演じていただけるようにすれば良いのです。そして、そこで見せていただく生き様を学ばさせてもらえるのです。
認知症の方に日記や手紙を書いてもらう、サイコドラマを演じてもらうなどが取り上げられがちですが、人間の生きる力に真摯に向きあっている方だと感じました。