作品一覧

  • 同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史

    同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,782円 (税込)
    政界でもメディアでも知らぬ者はいない「京都のドン」が初めて語った。没落と反抗、暴力と抗争の修羅場を経て、自民党系同和団体のトップとなった上田藤兵衞は、あらゆる差別と闘ってきた。その人生は、そのまま戦後の暴力団・同和・経済事件史そのものでもある。山口組五代目と親交を結び、野中広務とタッグを組み、部落解放同盟と拮抗した上田が見たもう一つの戦後史とは何か? 発売前から業界を賑わせている本格ノンフィクション。
  • 火葬秘史 ~骨になるまで~

    火葬秘史 ~骨になるまで~

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,782円 (税込)
    語られざる「火葬」のタブーに迫る渾身作。 日本中が将来の右肩上がりの成長を信じていた昭和の時代、葬儀は、参列者の数を競うような壮大なスタイルで行われていた。しかしバブル経済の崩壊、そしてそこから続く「失われた30年」を経て、人の尊厳を守り、生きてきた証を残すはずの弔いは、急速に簡素化が進んでいる。 《そんな傾向に抗する気持ちが、私は年々、強くなった。人間だけが行う「葬送」という文化が失われていいのか。皆で弔い両親や先祖に畏敬の念を持って接する場所(墓)を確保する習俗は、後世に残すべきではないのか――》(「はじめに」より) 筆者の問いは、ここから始まる。 本書では日本人が「死」と「弔い」にどう向き合ってきたのか、その歴史と変遷を振り返る。さらに、そのダイナミックな時代の動きの中で暗躍した人々の生き様をたどる。 古代から続く「ケガレ」の思想と、「キヨメ」を担った人々。 「肉」と「火葬」という二大タブーを逆手に取って富と権力を手にした、明治の政商。 戦後の混乱と復興を象徴する、昭和の怪商。 争奪戦を制した、中国人経営者―― 圧倒的な取材力を持つ筆者が、語られざる“タブー”に迫る。
  • FTAの基礎と実践:賢く活用するための手引き

    FTAの基礎と実践:賢く活用するための手引き

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,970円 (税込)
    ジェトロが総力を挙げた、グローバルビジネスの羅針盤 欧州移民危機やブレグジット、米中貿易戦争はじめ内向きで保護主義的色彩の強かった2010年代が終わり、20年代はいかなるディケイドになるのか? 世界は再び開かれるのか? それとも軌道修正できないまま深みにはまっていくのか? ジェトロ海外調査部が総力を挙げた本書は、こうした問いに国際貿易という観点から答えを出している。 本書によると、厳しい状況下でも、自由貿易協定(FTA)は着実に締結されてきた。とりわけ注目すべきは2020年11月、「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」が日本を含む15カ国で署名され、22年1月に発効することになったことである。 これにより、世界全体の約3割を占める巨大経済圏が成立する。日本にとっても最大の貿易相手国である中国、そして第3位の韓国との間にFTAが締結される歴史的な節目となる。 本書では、世界のトレンドについて、近年の相次ぐ大型FTAの発足も踏まえて整理するとともに、その経済効果や企業活動にもたらす影響を徹底的に分析している。激変する環境でグローバルビジネスを構想するためのビジネスパーソン必携のガイドブック!
  • 許永中「追跡15年」全データ(小学館文庫)

    許永中「追跡15年」全データ(小学館文庫)

    小説・文芸

    5.0
    1巻517円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 戦後最大の経済事件といわれたイトマン事件、中尾元建設相の逮捕に発展した石橋産業事件、そして竹下元首相らとの政界裏コネクション。その中心にいる“闇の帝王”許永中。本人への肉声取材、数々の事件の関連人物たちへの徹底的な証言取材など、経済事件記者として15年余追い続けた筆者の迫真のドキュメンタリー。
  • 黒幕 巨大企業とマスコミがすがった「裏社会の案内人」

    黒幕 巨大企業とマスコミがすがった「裏社会の案内人」

    小説・文芸

    3.5
    1巻737円 (税込)
    情報フィクサー“兜町の石原”とは何者か。 借金の取り立てで住吉会に囲まれ、検察の予定調和捜査に噛みつき、リクルート江副浩正に意見し、内調と警視庁になぜか頼られ、中川秀直愛人醜聞では右翼と共闘し、『噂の眞相』に助け船を出し、銀座のクラブに巨費を落とす。 ――こんな男が実在した! 情報誌『現代産業情報』発行人・石原俊介は、メディアには絶対に出てこなかった「陰の情報フィクサー」。腕と度胸で成り上がっていった男の封印された半生を、気鋭のジャーナリストが初めて明らかにする!  日本の裏面史をあぶり出す傑作ノンフィクション、ついに電子化!
  • 芸能界とヤクザ

    芸能界とヤクザ

    小説・文芸

    3.3
    1巻880円 (税込)
    神戸芸能社から「闇営業」問題まで芸能・テレビ裏面史! 芸能界と暴力団および半グレといわれる不良グループとの関係性を徹底レポート。“黒い交際”にはまった芸能人たちが求めたものはいったい何だったのか? カネと快楽に翻弄され、名誉とプライドを取り繕うことに腐心する人間たちの「欲望ドラマ」。
  • 鳩山一族 誰も書かなかったその内幕

    鳩山一族 誰も書かなかったその内幕

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,320円 (税込)
    偽装献金問題、12億円の贈与、あの金は一体「どこ」から出たのか? 鳩山首相は何を考え、どう行動するのか。 その原理を知るには、日本のケネディ家とも言われる、名門「鳩山一族」の歴史を紐解く必要があった。 曾祖父、鳩山和夫――維新のエリート。 祖父、鳩山一郎――昭和の名首相。 父、鳩山威一郎――官僚トップに上り詰めた男。 つかみどころのない宇宙人首相の正体が、この1冊で浮き彫りになる!

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ユーザーレビュー

  • 同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史

    Posted by ブクログ

    「近刊」ということで一部の内容が紹介されていたのが偶々眼に留まり、興味を覚えて入手し、紐解いてみた一冊で。大変に興味深く、出逢えて善かった一冊となった。
    非常に幅広い内容の「鎹」(かすがい)として上田藤兵衛という人物を取上げ、その伝記、関わった事案や事件に関する事を軸にしながら、前史等も含めて昭和、平成、一部は令和という時代の表や裏を語る感である。概ね、1980年代前半から極近年の2010年代末頃までの出来事や動向、そして昨年辺りの世の中の動きを踏まえたコメントも在る。
    世の中の色々なモノを動かしている存在として、様々なモノが在る。政治、経済、官庁や自治体というようなモノに対し、暴力団のようなモノも在ったのであろうが、同和運動はそれらの結節点のような面も在ったのかもしれないという感を、本書の読後には抱かないでもない。或いは、少し独特な立ち位置のようなモノを、意図してか意図せずかで確立した上田藤兵衛という人物が、諸要素の結節点的な途を歩んだということなのかもしれない。
    日本では古くから「穢れ」(ケガレ)という概念が在る。“死”に纏わる事柄がその「穢れ」(ケガレ)の最たるモノとされている。が、遺体や陵墓に関する事柄、処刑に関連する事柄、動物性の材料―皮革、骨、肉等―を扱う事柄というような仕事は存在し、それに携わることになる人達は登場する。そうした人達の「穢れ」(ケガレ)は「拭い悪いモノ」と認識され、被差別階層というようなモノが形成された経過が在る。
    その被差別階層の経過は永い訳だが、江戸時代の身分制度の中でそれが固定的になって来た。そして明治期に身分制度が廃されたのだが、差別は残ってしまった。そういうことの解消を目指さなければならないとする動きが、所謂「同和運動」の流れを作って行くこととなる。
    被差別に関係する人達にも色々と在るということが本書には在る。上田藤兵衛に関しては、「被差別」に該当する場所の出身ではあるというが、別段に貧しい生い立ちとも言い悪い。「夙」(しゅく)と呼ばれるそうだが、京都市山科区に在る天智天皇の陵墓を護るというような活動に従事した一族の後裔に相当するそうだ。上田藤兵衛の何代か前から事業を手掛けている<若藤>という号の商家で、立派な家に暮らしていた彼は「若藤のぼん」と近所で呼ばれていたという。因みに上田藤兵衛の「藤兵衛」は家の後継者が代々名乗っている名で、母親の意向を受けて「高雄」という青年期迄の名を改名したそうだ。
    その後、上田藤兵衛の家では事業が傾いてしまう。そして無頼な青春時代に入る。一時は暴力団の組員に組み込まれそうになったが、それを断る。そして自身の様々な仕事の他方で「同和運動」に関与することとなる。1980年代初め頃のことになる。
    こういう「前置き」的内容が提示されながら、1980年代最初の頃の「同和」は既に「利権」が在って、それが暴力団をも誘引するような状態になっていたということが説かれ、その後の展開が綴られるのである。
    本書では非常に幅広い内容の「鎹」(かすがい)として上田藤兵衛という人物が在るのだが、もう一人の鍵となる人物も登場する。野中広務である。
    野中広務は京都府出身の政治家だった。京都駅の近くに構えた事務所が「八条口」と呼ばれて、昭和の頃の自民党の有力な代議士の典型的な活動も展開した。が、野中広務は「同和」に関することでも知られている。
    野中広務は園部の出身だ。江戸時代に移封して陣屋を構えた大名に従った、武具等の皮革製品を扱う職人だった一族の後裔に相当するらしい。実家は農家だったのだが、「皮革製品を扱う職人だった一族」が在った場所は「被差別」ということになる。野中広務は青年時代に国鉄に勤務していたが「あの人は…」と言われていたことに衝撃を受け、それを解消すべく政治を志し、町政、府政を経て国政に進んだという経過も本書に詳しい。
    「同和運動」を巡って、野中広務は「利権」を廃することに心を砕き続けたのだという。そして上田藤兵衛はその考え方に共鳴する。「同和対策」や、改称した「地域対策」という「利権」の余地が残る考え方ではなく、差別を廃して必要な場合には人々を護り救うという「人権擁護」という考え方を推し進めようとしたのだ。
    大雑把な本書の流れを振り返った。現在、その「人権擁護」というのは、社会のあらゆる人々を受容れる、あらゆる少数派を排除しないというような「社会的包摂」という概念になって来ている。上田藤兵衛の携わる運動は、その「社会的包摂」という考え方に傾倒しているのだという。
    こういう大雑把な流れに加え、政界と財界との癒着の経過、暴力団の抗争や離合集散や“対策”を受けた変容の経過等、興味深い内容が満載の本書だ。
    ハッキリ言うと、「自身が生きて来た時代」がスッポリと入った時間経過の中での、表も裏も、功も罪も織り交じった「歴史」が巧みに説かれている一冊だと思った。そしてそれを紐解くことは「モノを考える重要な素材」を得ることでもあると思う。幅広く御薦めしたい一冊だ。

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    2023年02月16日
  • 許永中「追跡15年」全データ(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    戦後最大の経済事件といわれるイトマン事件の黒幕、許詠中の実態を書いた本。
    怪しい利権がからんだ事件に興味がある人はとても面白いと思いますよ。

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    2009年10月04日
  • 火葬秘史 ~骨になるまで~

    Posted by ブクログ

    一番印象的だったのが、第二章に綴られた『葬儀を変えた東日本大震災とコロナ』だった。
    メインテーマとしてはここが主要ではないのだろうが、東日本大震災の裏でどのように「弔い」が行われていたのか。
    人が必ず迎える「死」をどのように幕引きするのか。

    正直もう一度改めて読みたい。

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    2026年04月27日
  • 火葬秘史 ~骨になるまで~

    Posted by ブクログ

    東京にある民間の火葬場の買収劇、なぜ「火葬場」が買収の対象になったのか。

    火葬、葬儀、お墓に対する意識の変遷とともに書かれていた。

    ここ30年で葬儀が縮小、簡略化したり、跡継ぎを必要としないお墓が増加したりと、弔いの形が大きく変わったんだとしみじみ感じた。

    さらにそれは、日本だけではなくて世界でも起こっている。特にキリスト教圏で、「信仰」をしない人が増えているらしい。

    印象的だったのは以下
    ・伝統としきたりが廃れていくが、それに変わる新しい文化はまだない。

    どうなんだろう。義理や見栄の文化はたしかに廃れているけれど、弔いの気持ちも消えているのかな?形はなくとも気持ちは残っているのでは?と思ったり。

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    2026年04月14日
  • 火葬秘史 ~骨になるまで~

    Posted by ブクログ

    まず、上皇の生前退位や崩御後、土葬にするか、火葬にするか、それは国民の負担を配慮して、という著者の考えには、違う、矛盾していると思う。
    国民の負担を考えて、というならば嫁の膨大な量、イメルダ・マルコス以上の衣装道楽については、どう考えているのだ?
    マスコミにより、上皇と上皇后の暗部は伏されて、美談として持ち上げているが、上皇がやったことは、憲法違反だし、上皇后はひたすら国費を私利私欲の為利用しつくし、内閣府は31年以上もの長い間放置してきた。
    内閣府、特に内閣総理大臣は、監督指導する立場であるのに、なにもせず、国民に納税を強く強要して来た。

    ある人が、国民負担は一人わずか200円だと言うが、
    200円があれば、ホームレスや失業者にできることはあると思う、わずかではないのだ。

    「死」や「血」をケガレとネガティヴに取る。
    我が祖先にしては、なんと情けないのだろう。
    長年その思想にこだわり続けた結果、日本はいまだに良い死に方やジェンダー平等を叶えられない。
    生と死は表裏一体、血は体に流れていないと生きられないほど、人や動物の生命に必要なもの、それを尊ぶことなく、穢れと取るとは。
    我々は、母の自浄作用により毎月一回の月経という苦痛を伴う母の犠牲により、十月十日居心地の良い子宮で育てられ生まれて来た。
    もし月経が無ければ、我々はどんな悪環境で育ったのだろう。
    臭くて、居心地が悪く、息苦しい、
    生まれた時から、生とはこんなに息苦しく、生きづらい世と憂いていたかも知れない。
    生まれた時、この苦しく悲しみの多い人生を煌びやかに明るく照らし出したのは、わずか10代前半から起きる母の犠牲から得ていたと思いつかない。
    所詮男の言い分だろう。
    底が浅い。
    女性が穢れているわけではない、月経や死を穢れとして取る人の思考が穢れていたのだ。

    0
    2026年02月28日

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