渡邉文幸の作品一覧
「渡邉文幸」の「江戸っ子漱石先生からの手紙 一〇〇年後のきみへ」「検事総長 政治と検察のあいだで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「渡邉文幸」の「江戸っ子漱石先生からの手紙 一〇〇年後のきみへ」「検事総長 政治と検察のあいだで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
現在のブラック企業、パワハラ問題など労働状況にも通じる部分があり、ある種で普遍的なテーマを扱っている作品のように思う
古典的な作品であるものの今なお評価される理由もそういうテーマ性から出ているという事がわかる
一方で作中にも記載があった『赤化』を勧める部分を槍玉に挙げる人間も少なくはないが、基本的には労働者側の目線に立って描写された小説で共産主義の基本的な理念である資産分配や革命推進まで進んでいる描写までは記載していない
故にこの小説はあくまで当時の社会問題を描き出した現在の社会派小説として機能した小説だと自分は考える
また思っていた以上に残酷で暴力的な描写も目立つ為、タイトルを学校教育で知る
Posted by ブクログ
「おまえたちをどだい人間だなんて思っていないよ」
プロレタリア文学の代表作
序盤、425名の乗組員が見殺しにされる苛烈さに慄く
資本主義のもと人間性を剥奪され、虐使され、生命まで搾取され、交換可能な労働力として消費される労働者の描写に、著者の怒りが刻まれている
著者の小林多喜二は特高警察から残酷な拷問を受け、29歳の若さで虐殺された
自宅に戻った多喜二の遺体は、ペンを握る右人差し指が無残に折り曲げられていたそうだ
権力に抗し、弱い者や虐げられた者の側に立った若者の生命が国家権力によって奪われてしまったわけだけど、それは過去に限った話だろうか