最近のソニー関連本は、元気が出る本。
一方で松下/パナ本は、何故か松下幸之助から脱却出来ない。
立石泰則著 復讐する神話 の意味が今頃になってよくわかる。
山下俊彦とはずいぶん昔だけど、握手したことがある。
それと最近、大阪市大正区を歩く機会があり、泉尾と言う地名に遭遇した。山下俊彦の出身学
...続きを読む校にもその名前が付いている。
それで本書を手にする気になった。
本書の出版には、谷井昭雄が発起人代表になって編纂された
山下俊彦さんの思い出
がベースになっていると言う。
谷井昭雄より後は、松下正治が宮下を社長にし、その後、中村、大坪で現在の路頭に迷っている松下/パナソニックを作り上げた。
パナソニックの人事抗争史 にそのことが書かれていた。
秘密な事情 という本は、握り潰されたと 噂の眞相 が書いていたが、その後出版されたようだ。
これらを読むと誰が現在を作ったが見えてくる。
そんな中、山下俊彦がどう活躍したか、
本書で読めることを期待している。
余談
ソニーもいっとき凹んでいた時期があったが、
持ち直し躍進を続けている。
既にパナソニック/松下電器と雲泥の差をつけている。
ソニー本は未来につながる。
パナ本は過去の話だ。
この会社には、中興の祖と言える人がいない。