神さまとぼく 山下俊彦伝

神さまとぼく 山下俊彦伝

1,980円 (税込)

9pt

3.7

【パナソニックの危機を予見した男】

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と絶賛され、家電メーカーの売上が倍々ゲームで増え続けた80年代に、「危機の到来」を予見していた経営者がいた。山下が生きた時代を通して見る、パナソニック激動の50年史。

世界屈指の家電メーカートップだった彼は、絶頂期にあって「アクション61」と呼ばれた全社的な大改革プランを打ち上げる。家電メーカーから産業エレクトロニクス・メーカーへの転換、国内企業からグローバル企業への転換を訴えたこの改革は、まさに先見の明をもつ改革であった。仮に、松下がこの大改革を実行していれば、日本のエレクトロニクス産業の姿は、現在とはまるで違うものになっていたかもしれない。

山下が全身全霊を傾けたこの改革は、なぜ実現しなかったのか。バブルで狂乱状態にあった家電市場、創業家を交えた社内人事抗争、グローバル化と経営危機など、山下俊彦が生きた時代を通してパナソニックの絶頂からどん底までを描いた人物評伝の傑作。

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神さまとぼく 山下俊彦伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年09月19日

    ディスカバー山下俊彦。おととし2018年のパナソニック100周年でも「神様」松下幸之助が原点として光が当てられていましたが、「ぼく」山下俊彦についてはまったく知りませんでした。娘婿に絶望した松下幸之助から松下電器の未来を託されたノーマークの三代目社長の伝記です。経営本でもビジネス本でもなくとてつもな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    松下電器産業(現パナソニック)三代目社長・山下俊彦の評伝。
    創業者であり、初代社長の松下幸之助が肩書きこそはずれたとは言え、まだ社内にいる中で社長を九年務めた山下。素人から見ても、日々相当な重圧を感じていたのではないかと想像してしまう。院生政治ではないけれど、幸之助があれこれ口を出してきて、山下はそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月18日

    松下幸之助の後の社長で、「松下幸之助らしくない」考え方で会社を成長させた

    【感想】
    松下幸之助の後の社長で、「松下幸之助らしくない」考え方を持ちながら、本格的に会社を成長させた社長となった、山下俊彦伝。

    松下幸之助の次の後継者となったのは、松下幸之助の娘の婿であったが、会社を成長させることできず...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月24日

    読んでいて何故だか仕事のモチベーションが下がった。
    松下さんから脱却できず、対策も失敗しまくる。時代の変化についていけてない。
    失敗から学ぶ本は多いが、自分ならどうするという教訓にはあまり繋がらなかった。

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    Posted by ブクログ 2021年07月16日

    最近のソニー関連本は、元気が出る本。

    一方で松下/パナ本は、何故か松下幸之助から脱却出来ない。

    立石泰則著 復讐する神話 の意味が今頃になってよくわかる。

    山下俊彦とはずいぶん昔だけど、握手したことがある。

    それと最近、大阪市大正区を歩く機会があり、泉尾と言う地名に遭遇した。山下俊彦の出身学...続きを読む

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