梅沢正邦のレビュー一覧

  • 神さまとぼく 山下俊彦伝

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    ディスカバー山下俊彦。おととし2018年のパナソニック100周年でも「神様」松下幸之助が原点として光が当てられていましたが、「ぼく」山下俊彦についてはまったく知りませんでした。娘婿に絶望した松下幸之助から松下電器の未来を託されたノーマークの三代目社長の伝記です。経営本でもビジネス本でもなくとてつもなく重い荷物を背負わされた一人の人間の軌跡についての物語です。著者が対象に惚れ込んで書いていことが読む側にもビンビンに伝わってきてシンクロしてしまいました。それは時代ともジャストタイミングで共振しているように思います。企業の存在価値が独占的な技術による独自性とか、市場が判断する株価とか、あるいは生産性

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    2020年09月19日
  • 神さまとぼく 山下俊彦伝

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    松下電器産業(現パナソニック)三代目社長・山下俊彦の評伝。
    創業者であり、初代社長の松下幸之助が肩書きこそはずれたとは言え、まだ社内にいる中で社長を九年務めた山下。素人から見ても、日々相当な重圧を感じていたのではないかと想像してしまう。院生政治ではないけれど、幸之助があれこれ口を出してきて、山下はそれに左右されたのではないかと。
    ところが、実際はそうではなかった。幸之助がいろいろな言葉や態度を駆使して、山下との距離を取ったり、近づいたりする一方、山下は幸之助経営を冷静に分析した結果を自身の礎とし、ブレない。「経営の神様」と言われた幸之助を前にしてもまったくブレない。こうなると、神様の距離感の取

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    2020年08月18日
  • 神さまとぼく 山下俊彦伝

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    松下幸之助の後の社長で、「松下幸之助らしくない」考え方で会社を成長させた

    【感想】
    松下幸之助の後の社長で、「松下幸之助らしくない」考え方を持ちながら、本格的に会社を成長させた社長となった、山下俊彦伝。

    松下幸之助の次の後継者となったのは、松下幸之助の娘の婿であったが、会社を成長させることできず、経営陣の期待に答えることができなかった。

    その際に、後任として選ばれたのが山下俊彦。松下幸之助の「松下電器の社員は金太郎飴であるといい」という考えと逆行する育成論、経営論を唱えた。事業部制を採用し、本社の命令ではなく、それぞれの事業部が自主性を持って、考え、経営できるような仕組みづくりを進めた。

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    2022年09月18日
  • 神さまとぼく 山下俊彦伝

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    読んでいて何故だか仕事のモチベーションが下がった。
    松下さんから脱却できず、対策も失敗しまくる。時代の変化についていけてない。
    失敗から学ぶ本は多いが、自分ならどうするという教訓にはあまり繋がらなかった。

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    2022年08月24日
  • 神さまとぼく 山下俊彦伝

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    最近のソニー関連本は、元気が出る本。

    一方で松下/パナ本は、何故か松下幸之助から脱却出来ない。

    立石泰則著 復讐する神話 の意味が今頃になってよくわかる。

    山下俊彦とはずいぶん昔だけど、握手したことがある。

    それと最近、大阪市大正区を歩く機会があり、泉尾と言う地名に遭遇した。山下俊彦の出身学校にもその名前が付いている。

    それで本書を手にする気になった。

    本書の出版には、谷井昭雄が発起人代表になって編纂された
    山下俊彦さんの思い出
    がベースになっていると言う。

    谷井昭雄より後は、松下正治が宮下を社長にし、その後、中村、大坪で現在の路頭に迷っている松下/パナソニックを作り上げた。

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    2021年07月16日
  • 失敗するから人生だ。

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    やってみたら頭のなかで思っていたことと全然違うことが多々あるからこそ、まずやってみる
    自分でわからないことを決めるのが社長

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    2016年08月29日