作品一覧

  • セカンドウィンド 3
    4.4
    1~3巻781~803円 (税込)
    大人気シリーズの高校生篇、ここに完結!  三年生部員が引退し、主人公・溝口洋は、キャプテンとして南雲学院高校自転車部を率いる立場になった。  自転車部を取り巻く環境も変わった。予算が削減される中、スパルタンな新任コーチが就任。その指導への不満やインターハイ連覇を義務づけられたプレッシャーで、チーム内の不協和音が高まっていく。それは必然的にキャプテンである洋に大きな波濤となって押し寄せるのだった。  高校最後の夏、親友でライバルでもある岳との切磋琢磨で、洋はどう成長するのか。連覇は達成できるのか。そして多恵や茜への想いは・・・? 大人の世界への旅立ちを前に、もがく少年たち。かつてない大激走の闘いを経て、やがて洋や岳たちは卒業を迎え、それぞれの夢を実現するため、進路を選択する。  躍動するキャラクター群。激烈なレース描写。怒涛のスピード感。誰もが かつて経験した友情や恋心・・。自転車という乗り物への愛と、若者たちの すべてが正面から描きつくされた本格ロードレース小説の決定版。  早くも青春スポーツ小説の金字塔の呼び声高い名作シリーズ第3巻の文庫版を電子化。

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  • セカンドウィンド 1
    3.8
    1~3巻781~803円 (税込)
    傑作青春スポーツ小説が改訂新装版で登場! スポーツ青春小説の第一人者・川西蘭が満を持して放った長編自転車小説の傑作が、改訂新装版で登場! 競売で手に入れた元郵便配達用の自転車をこよなく愛する鳴滝村の中学生・溝口洋。春休みの一日、雲見峠でロードバイクの集団に出会い、その速さに圧倒された瞬間から、洋の青春のギヤは回り始めた。 初めての自転車レースに出場し、名門・南雲デンキ自転車部ジュニアクラブの練習に通い始めた洋。そこで自転車に青春をかける仲間たちとの出会い、反目、初めての熾烈な競争、そして別れを経験する。 夏休み、気ままな自転車乗りに戻った洋は、清姫峠で天才的なヒルクライマー・田村岳と出会った。岳の父の経営する自転車店でバイトしつつ、いつしか友情と自転車への思いを深めていく。そして夏の終わり、洋は岳とともに伝説の激坂「メデューサの一瞥」「天狗の蹴落とし」に挑戦する。 自転車のように、時に加速し減速し、壁にぶつかり、でも着実に前進していく少年たち。峠の先に待つ未来を夢見る少年たちの輝くような一瞬一瞬を描いたこの作品は、スポーツ小説の枠を遠く超えて、読む者の心をとらえて離さない。溝口洋の青春の第一章、今スタート!

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  • ひかる、汗
    5.0
    1巻759円 (税込)
    本当はサッカーがしたかった。いまどき野球じゃ女の子にもてない。だけど父も母も野球の熱狂的ファン…(野球家族)。早朝の秘密練習を重ねた風太が、お古のクラブとボールで挑んだ少年ニアピンコンテスト…(オン・ザ・グリーン)。バスケが好き。珠子の日課は放課後の公園での3人バスケ。ところが男女男の間で何やら妙な感情が…(ふたりの相棒)。スポーツを愛するぼくたちのささやかで熱いドラマ6編。

ユーザーレビュー

  • ひかる、汗

    Posted by ブクログ

    これは良かった。
    スポーツ小説というよりは青春小説、それも真っ只中ではなくて青春期へ足を踏み込む瞬間の心模様が描かれているように思えました。

    感情や情景の描写がきれいに繋がっている文章も好き。初読みの作家さん、若手の方かと思ったらとんでもない、むしろ大御所的な方のようでした。他作品も読んでみたいです。

    0
    2024年04月04日
  • ひかる、汗

    Posted by ブクログ

    スポーツ小説の短編集。色々なスポーツが小学生、中学生など10代の少年少女が語り手として描かれている。でもスポーツの描写がほとんどないというのが他とは違う。描写がなくても語り手の競技に対する気持ちや負けた時、うまくいかない時の向き合い方、勝った時や仲間と感じる喜びなどで魅力が伝わってくる。試合を読むような興奮はないかもしれないけれどスポーツが生活のなかの一部になっていることがその人の支えに、豊かにしているようでそれがとても鮮やかで楽しい短編集。

    0
    2021年09月25日
  • セカンドウィンド 3

    Posted by ブクログ

    復活。こうでなくっちゃ。3巻の中で断トツに良かった。
    両親の話など、伏線の全ては回収されてないので続編を書くつもりはあったのだろうけど、これで終了にして良いくらいの終わり方。それでも、著者はもう諦めたのかもしれないけど、読者としては是非続きも読んでみたい。
    主人公を取り巻く人たちが余りにも変人ばかりなのはご愛嬌か。

    0
    2016年11月23日
  • セカンドウィンド 1

    Posted by ブクログ

    昔、好きでよく読んでいた川西さんですが、新作が出ないなあと思っていたら出家(!?)、そして自転車少年の小説。。。
    ぜんぜん昔の作風と異なる展開に驚きつつ、手に取りました。

    おもしろい!!
    個性的な人物、青春群像、金持ちVS貧しい主人公、よくあるパターンなのに、それを感じさせない筆力、ストーリー展開で一気に読んでしまいました。

    余談ですが、私はこのあと自転車はじめました。

    0
    2010年09月09日
  • セカンドウィンド 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学生ロードレース物の第三弾。
    主人公が自転車部のキャプテンになる。中学生時代からの親友ともギクシャクしたり、幼馴染の女の子と恋愛も多少ありつつも練習及びレースの描写もなかなか良く書けていると思う。
    特に少しの期間しかいれなかったコーチの話なんかは結構良いよね。主人公の両親の話も少し出てきたりして、これは続くのかな。

    0
    2016年11月02日

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