作品一覧

  • 文化人類学入門(増補改訂版)
    3.9
    1巻880円 (税込)
    文化人類学とは、社会・文化・経済・宗教をはじめ諸分野にわたって、またそれぞれに異なる世界の民族を比較検証する広範な研究対象を視野に収めた学問である。その方法論として、フィールド・ワークによる具体的でしかも忍耐強い実証的な調査が重視される。本書は、この多岐にわたる学問を系統的に要約整理した入門の書として、一九七九年刊行以来、多くの読者を得て版を重ねてきたものを増補改訂し、学界の新しい情報を提供する。

ユーザーレビュー

  • 文化人類学入門(増補改訂版)

    Posted by ブクログ

    約30年前の本だが、文化人類学の概観をテーマごとに知ることができる。文化人類学は、(語弊があるかもしれないが)そこから人間の普遍的な有様を描写することができるなと感じた。

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    2016年09月26日
  • 文化人類学入門(増補改訂版)

    Posted by ブクログ

    人間ってほんと面白いよね。この本を読んで、あらためて実感しました。
    「裸体に対する羞恥心は決して衣服の発生原因ではなく、むしろ衣服の存在によって生み出されたものである」とか、シビれます。
    白川郷の合掌造りがなぜあんなに大きかったのかとか、盆踊りはなんのためにあったのかとか、日本人でもあまり知らない「文化」が盛りだくさん。多妻制やシャーマンの話題も感心。今後もっと掘り下げたい分野であるし、自分がいまテキトーに生きている今も立派な「文化」なので当事者として楽しんでいこう、とも思わせてくれる良書。

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    2016年07月20日
  • 文化人類学入門(増補改訂版)

    Posted by ブクログ

    1980年頃に初版が出版されたため、現在の研究を鑑みると少々変化している部分や新たにもたらされた考え等があるとは思うが、文化人類学についてその成立の歴史から内容に至るまで、大変わかりやすく解説している。まさに入門者にはぴったりの一冊だと思う。

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    2015年09月27日
  • 文化人類学入門(増補改訂版)

    Posted by ブクログ

    文化人類学全体を上手に説明した良書。言語学を含めて、新書1冊で過不足なく、入門書レベルを説明している。少し古いのが何点だが、逆にこの20年の文化人類学がそれほど進んでいないことのためかもしれない。

    第一章 文化人類学の世界
    第二章 人間は文化をもつ
    第三章 文化の進化と伝播
    第四章 経済の技術・生活の技術
    第五章 言語―その構造分析
    第六章 婚姻・家族・親族
    第七章 超自然の世界―宗教と儀礼
    第八章 文化・心理・民族性
    第九章 文化の変化がもたらすもの
    第十章 残された諸問題

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    2013年04月25日
  • 文化人類学入門(増補改訂版)

    Posted by ブクログ

    無文字文化を理解するために、
    フィールドワーク(観察と面接)を行い、
    他との比較により差を見つけだす学問。

    そのため、
     観察者の主眼がはいってしまうこと
     観察、面接以外の武器がないこと
    などが問題になる。

    このあたりは、気をつけたい。


    とくに前半が面白く、
    言語が人と動物をわけ、
    他社とのコミュニケーションができ、かつ、
    記憶と思考を助ける。
    このため、文化ができていく。

    という、サピエンス全史の理解も深まった。

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    2020年03月20日

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