アンブローズ・ビアスの作品一覧

「アンブローズ・ビアス」の「悪魔の辞典」「死の診断」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 悪魔の辞典
    値引きあり
    4.0
    1巻508円 (税込)
    この本に集められた警句を読めば、読者は思わずニンマリするに違いない。ポーの再来といわれ、芥川龍之介の「侏儒の言葉」にも大きな影響を与えた短編の名手ビアスが“インク代わりにニガヨモギの汁を使用した”といわれる皮肉な文章で、現代文明と人間性を鋭く風刺する。現代人必読の書。
  • 死の診断
    -
    1巻660円 (税込)
    ホーヴァー氏が避暑に借りた家は、かつて人の寿命を確実に予見できる医学博士が建てたものだった。ある晩のこと、書斎にかけてあった博士の肖像画が抜け出してきてホーヴァー氏を指さした……。この「死の診断」のほか、「壁の向こうで」「死人谷の夜の怪」「アウル・クリーク鉄橋の出来事」など怪奇短編15篇を収録。ポーの再来といわれ、痛烈な諷刺と諧謔を交えた「悪魔の辞典」で有名なビアスが、人間の心理の中に分け入って描く斬新な怪奇小説ワールド。
  • 小学館世界J文学館 ビアス作品集
    -
    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ラスト1行、そのとき世界は逆転する!! 人の生と死をみつめ、衝撃的なエンディングで読者をおどろかす短編小説の名手・ビアスの傑作9作品を収録。 最も有名な作品「アウルクリーク橋でのできごと」の舞台は、南北戦争のさなかのアメリカ。ベイトン・ファーカーは、北軍の作戦を邪魔した罪に問われ、アウルクリーク橋の上で絞首刑にされるところだった。ところが処刑の次の瞬間、奇跡的に縄が切れでもしたのか、ファーカーは川へと転落する。水中で両手の縄をほどき、必死に泳いで逃げるファーカー。兵士の激しい銃弾をかわし、妻子の待つ家へと急ぐが、その先には驚くべき結末が待ち受けていた……最後の1行で読者は仰天すること、まちがいない!  このほか、「男とヘビ」、「空飛ぶ騎士」、「ある夏の夜」、「壁のむこう」、「命を二つ持つ男」、「月明かりの道」、「ヒョウの目」、「シロップのびん」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • ビアス怪異譚1 ありえない話
    -
    1~2巻660円 (税込)
    平凡な日常のなかに時として忍び込む、異常で薄気味のわるい事件、超自然的な現象を、徹底して描いた特異な作家ビアス。そこに描かれる死と恐怖と超自然的な怪異は、いまなお人の心をおののかす。この巻には、『ありえない話』から、「ハルピン・フレーザーの死」など14編を収録した。ビアスは「悪魔の辞典」で有名だが、人間の本質を冷笑をもって見すえ、容赦の無い毒舌をふるったことから、Bitter Bierce(「辛辣なビアス」)とあだ名された。

ユーザーレビュー

  • 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

     有名なので説明はいらないと思いますが、これほど皮肉を利かせて世の中に蔓延する欺瞞の数々を再定義した辞典はないでしょう。今から100年以上前に書かれたものですが今でも色あせない内容です。学生時代によく世の中の矛盾を再定義する「悪魔の辞典遊び」をしました。ブレーンストーミングに最適です。
     世の中を斜に構えて生きて行きたい方にはバイブルとなるでしょう。

    1
    2017年08月15日
  • 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

    旧版をもっています。表紙の絵は牛の頭で女性の胴に翼が生えているキメラのようなものがかかれてました。
    名作だと思います。
    【白】:黒。
    【黒】:白。
    が印象的な単語の意味の解説だったなぁ。

    0
    2009年10月04日
  • 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

    懐疑主義。
    俺の基本スタンスがここにある。
    否定主義。
    俺の応用スタンスもここにある。
    『「信仰」比類ない物事について知りもしないのに語るも者が言うことを、証拠もなしに信じること』

    0
    2009年10月04日
  • 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

     悪魔についての解説本ではありません。日常のよしなしごとを、とことんひねくれた視点から解釈した――― 「ニガヨモギと酸をインクの代わりに使ってる」と評された、皮肉のききまくったA・ビアスの名著。

    例 【恩赦】処罰すれば費用がかかり過ぎる犯罪者に対する国の寛大さ。

       【誕生】数ある災難の中で最初で最もすごい災難」

     すばらしい。ダウジングなどの擬似科学、オカルトのコメントも冴えています。

    0
    2010年10月03日
  • 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

    そもそも1880年という古い本で、シナ人やら黒人やらと相応に差別的で、それが皮肉って言っているのか分からないくらい今は時代が一巡りしているようで。
    と言ってもメインは皮肉というか面倒くさいオヤジ感もあり。ついこないだラジオで英国人のユーモアは他人を貶めないから素晴らしいとか言ってて、真偽の程はともかく、じゃあアメリカはひたすらに他人をディスってるとも言える。まさにヒップホップ。
    しかしひたすら読んでると飽きるのも確か。特にキリスト教ネタが厳しいのよね。聖書の引用も書いてくれてるけど、引用されても分からん、的な。短めのを眺めるのが良しか。

    ちなみにこんな感じ。使うチャンスは、、あまりないか。

    0
    2024年10月14日

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