作品一覧

  • 15歳からの労働組合入門
    3.8
    1巻1,210円 (税込)
    いま労働に尊厳はあるか?若年労働者が置かれた「貧困の現場」を告発しつつ、 労働組合を通じて働く希望を取り戻す道を呈示する画期的ルポルタージュ。 <目次> 一五歳からの労働組合入門 ──序にかえて 働く尊厳を取り戻すまで ──派遣労働者と労働組合の出会い ダブルワークの高校生 ──若者の就職をめぐる受難 学生ユニオンという希望 ──労働者の権利を学び、行使する ストライキの復活 ──メトロレディースが立ち上がるとき 企業による殺人 ──過労死、そして遺族の闘い 人間としての価値まで奪われて ──カフェ・ヴェローチェ雇い止め事件 心と体を破壊されて ──労働規制緩和のゆがみと痛み GSユニオンが職場を再建するまで ──現場と仕事にこだわる男たちの闘いの記録 人らしく働かせろ ──秋田書店景品水増し、不当解雇事件 一人で漂う若者たち ──派遣労働者が仲間と支え合う道 ブラック企業時代の労働組合 ──今野晴貴×神部紅×東海林智 つながって、声を上げ、社会を変えるために ──あとがきにかえて
  • 貧困の現場
    4.0
    1巻385円 (税込)
    悲しみと怒りを込めて告発する。 なぜ貧困は拡大してゆくのか?なぜ労働の尊厳は奪われたのか?なぜ人間らしい生活が蹂躙されているのか? 10年にわたって貧困の現場を伝えてきた新聞記者が、丹念な取材と緻密な分析、そしてこみ上げる思いによって書き上げた入魂のルポルタージュ。

ユーザーレビュー

  • 貧困の現場

    Posted by ブクログ

    格差社会が叫ばれる中で、この本はいつわが身に降りかかってもおかしくないと思いました。筆者さんが貧困社会への怒りを持ってこの本を書いていることが伝わってきます。その分ひとりよがりに聞こえなくもない部分もありますが、ここに書かれている事例は一つの真実なのだと思います。

    0
    2014年05月12日
  • 貧困の現場

    Posted by ブクログ

    今までの非正規雇用に対する見方を180度変えてくれる本でした。
    労働は人の幸せや生きる権利を奪う場所ではないはずなのに、それを強いられている人がなんて多いこと。人が人にする態度か?と思う描写もたくさんあった。貧困は貧困を呼ぶのか?傍目には豊かな国はちっとも豊かじゃなかった。世の中のうまい口車に騙されてはいけません。

    0
    2013年12月29日
  • 15歳からの労働組合入門

    Posted by ブクログ

    自身が就職氷河期世代だと気づき、それを自覚するのに20年かかった。
    そして、今の若年層の貧困化がここまでドンづまっているということを、この本によって知った。
    一体、この社会はどうなっているのか?
    生きること、働くことがこんなにも過酷になってしまったのはどうしてなのか。
    なんともいえない気持ちになると共に、無知ではいけないと思うし、知らないではすまされない。知っていれば、回避できたこともあるのだろうと思う。
    そのためには、諦めずに学び続けること。知る余裕を残して行き続けること、働き続けることだと思う。

    0
    2020年12月19日
  • 15歳からの労働組合入門

    Posted by ブクログ

    労働組合入門というよりは、社会に潰される人々の闘いの記録のようだった。「本当にこんなことを言う人がいるのか」「現実にこんなことが起こるのか」と目を疑うような例ばかりで、現在の自分はまだまだ恵まれていると初めて知ることができた。

    政治のこと、制度のこと、知らなかったでは済まされないこともある。無知も怖いが、無関心もまた罪である。自戒を込めて。今後はもっとしっかり考えていかなくては。未来は自分たちのものなのだから。

    0
    2015年02月24日
  • 貧困の現場

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    貧困や非正規雇用を追う毎日新聞の記者によるドキュメント。役所における生活保護の水際作戦、ホームレスの実態、労働争議の話など、内容はきついけど、決して読みにくくはない。主権が国民にないという点で、TPPや秘密保護法案と発想は同じなんだよね。

    0
    2014年05月04日

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